明電舎 マレーシア国鉄に架線検測装置を初納入
明電舎(東京都品川区)は、架線を専用車で走行しながら検査する架線検測装置、CATENARY EYEをマレーシア国有鉄道に初納入した。2月28日にマレーシア政府および鉄道関係者列席による引き渡し式典が執り行われた。
同システムは、明電舎がシステムコントラクターとして2012年に受注したマレーシアの鉄道プロジェクトKVMR(クランバレー大量高速輸送システム)の産業技術協働プロジェクト(ICP)の一環として納入されたもの。
マレーシアでの同システムの導入は初だが、今回その性能が評価されたことで、さらに6セットの導入も決定している。マレー半島を縦断して電化が1000㌔㍍に達するマレー鉄道の保守と運行の品質の向上に寄与するものと期待される。