丸紅 比マイニラッド社に水道拡張事業で融資契約
丸紅が20%出資するフィリピン上下水道事業会社Maynilad Water Services,Inc.(以下マイニラッド社)は6月7日、国際協力機構(JICA)および邦銀と、無収水対策事業および上水道拡張事業に対する融資契約を締結した。
マイニラッド社は、マニラ首都圏上下水道供給公社との間のコンセッション契約に基づき、マニラ首都圏西地区で浄水や下水処理サービスの提供、上下水道管路網の維持管理、検針や料金徴収までを含む上下水道事業を担っている。
対象地域の総人口は2015年8月現在985万人に上り、今後人口増加や生活水準の向上に伴う1人当たりの水使用量の増加等による水需要の大幅な増加が見込まれている。このため、上水道サービスの拡大・質の向上や、無収水対策を通じた配水ロスの少ない効率的な水供給の実現が重要な経営課題となっている。