JFEスチール 先端翼付き回転貫入鋼管杭 トンガ納入

JFEスチール 先端翼付き回転貫入鋼管杭 トンガ納入

JFEスチールの先端翼付き回転貫入鋼管杭(以下、回転杭、「つばさ杭(R)」)が海外の建設工事に初めて適用され、製品の納入および施工を完了した。
つばさ杭は同社が1999年に開発した、支持力性能と環境性能を兼ね備えた回転杭。これまで国内で主に建築基礎や橋梁基礎向けなど、累計800件、鋼管重量にして15万㌧を超える納入実績がある。
今回日本のODAの無償援助案件として発注されたトンガ王国の国内輸送船用埠頭改善計画において、回転杭が旅客ターミナルビルの新設基礎杭として設計採用された。JFEスチールは、この回転杭の製造を日本ではなく、ベトナムの同社管理下にある工場で行うことを提案し、そのコスト競争力が評価され、つばさ杭が採用された。
発注者はトンガ王国社会基盤省、設計・監理はオリエンタルコンサルタンツグローバル、施工請負者は東亜建設工業、杭製造はJ・スパイラルスチール、杭施工は千代田工営。