旭硝子 フィリピン建築用ガラス子会社の全株式売却
旭硝子(本社:東京都千代田区)は2017年12月末までに、AGCフラットガラス・フィリピン社(以下、AGPH)の株式の同社持ち分(100%)すべてをTQMP Glass Manufacturing Corp.社(本社:フィリピン)へ売却することを決めた。AGPHはフィリピン国内の販売競争激化に伴い、ここ数年業績が悪化していた。
旭硝子は中期経営計画で定めた方針に基づき、建築用ガラス事業で選択と集中を行い、高付加価値品への転換を進めており、今回の全株式売却はこの一環。同社グループのフィリピン国内の展開は今後、他拠点で生産した遮熱性能を高めるガラスやミラーなど高機能加工製品の販売を強化していく。