スウェーデンのストックホルム国際平和研究所のまとめよると、2020年の世界の軍事費支出は1兆9,810億ドル(約214兆円)に上った。新型コロナ禍で世界経済がマイナス成長に陥る中、実質ベースで前年から2.6%増となった。推計値が残る1988年以降の最高額を更新した。
世界最大の軍事大国、米国は前年比4.4%増の7,780億ドルで、世界の軍事費支出の約4割を占める。軍事費支出で世界2位の中国は同1.9%増の2,520億ドル。3位以降はインド、ロシア、英国と続き、日本は9位だった。また、上位10カ国が世界の軍事費の4分の3を占めている。