CMソング、レナウン「ワンサカ娘」、明治製菓「明治チェルシーの唄」、日立「日立の樹(この木なんの木)」や歌謡曲「北の宿から」、「野に咲く花のように」、アニメソング「ひみつのアッコちゃん」、まんが日本昔ばなし「にんげんっていいな」など幅広いジャンルの作曲家として知られる小林亜星(こばやし・あせい)さんが5月20日、心不全のため死去していたことが分かった。88歳だった。葬儀は近親者で営んだ。
東京生まれ。慶応大経済学部卒業。卒業後、サラリーマンを経て作曲家の服部正さんに師事した。1961年、レナウンのCMソングが出世作となった。このほか、1974年には向田邦子さん作のドラマ「寺内貫太郎一家」(TBS系)で主演。がんこおやじとして人気を博した。