中央発條 タイの拠点軸に東南アでシャシばね製品事業拡大

自動車用ばね製品大手の中央発條(本社:名古屋市緑区)は6月15日、東南アジアでのシャシばね製品の需要増大に応え、拠点のタイ「CHUHATU(THAILAND)CO.,LTD.」(以下、CTC)に生産供給体制を整備、事業拡大を図っていくことを明らかにした。ダイハツをはじめ、トヨタ自動車、ホンダ向けのシャシばね製品の受注を確保していく。
コイルばね材の前処理工程をCTCの工場に敷設、内製化することで、この地域の材料購入費・加工費の低減を図り、東南アジアの他拠点にも供給していく予定。
CTCで2023年末ごろまでに7億4,000万円の投資を予定。これによるシャシばね製品拡大により2025年度に80億円規模(20年度40億円程度)を見込む。