日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国自動車工業協会(CAAM)がこのほど発表した7月の自動車販売台数は前年同月比11.9%減の186万4,000台で、5月以降3カ月連続で減少した。また、生産台数も5月以降、前年同月比で3カ月連続で減少している。これについてCAAMは、車載用半導体不足、原材料価格の上昇などが影響したことと、こくないで局地的に洪水に見舞われたこと、新型コロナウイルス(デルタ株)の急拡大などが自動車の生産と需要をを抑制したとしている。
販売台数の内訳は乗用車が前年同月比7.0%減の155万1,000台、商用車が同30.3%減の31万2,000台だった。うち新エネルギー車は前年同月の2.6倍の27万1,000台となった。中でも新エネルギー車の1~7月の累計販売台数は147万8,000台で、過去最高だった2020年通年の販売台数136万7,000台を超えた。