JR西日本(本社:大阪市北区)とソフトバンク(本社:東京都港区)は9月27日、自動運転で隊列走行するBRT(バス高速輸送システム)の実証実験を10月から始めると発表した。
JR西日本が滋賀県野洲市で保有する土地に、全長1.1kmのテストコースを建設。走行時速は60km程度で、大きさの異なる車両3台を通信でつなげ、後続車は10~20m後ろを走行する。総事業費は約20億円を見込む。
位置情報を読み取る衛星測位システムや道路上の磁気マーカーを読み取る方法などを試す。走行時に障害物を検知できるかなども確認する。ソフトバンクは車間の通信などで協力する。先頭車両は緊急時のみドライバーが運転し、後続車は完全無人とする形を想定。2020年代半ばの実用化を目指す。