新システム
- 2023年02月12日 東急不など12社 営農型太陽光発電事業拡大で連携
- 2023年02月12日 西鉄 ディーゼルバスEVバスに改造 台湾RACの指導で
- 2023年02月11日 早大.サステナジー 協生農法向けロボと新システム
- 2023年02月11日 くら寿司 3月上旬からAIで回転レーン監視へ
- 2023年02月09日 NEC,長崎大 途上国新生児ワクチンを生体認証で管理
- 2023年02月08日 兵庫県 国の養殖技術活用 明石マダコ育て海へ放流
- 2023年02月06日 出光興産と東レ 国内初のバイオマスABS樹脂で合意
- 2023年02月05日 ホンダ カーボンニュートラルに向け水素活用を拡大
- 2023年01月29日 独メルセデスが米国で初の「レベル3」自動運転車
- 2023年01月29日 日本製鉄など3社 海外CCSの協働で覚書を締結
新技術・新開発
- 2023年05月13日 京セラ デジタル捺染機開発, 水の消費ほぼゼロで布に印刷
- 2023年05月06日 大阪大 世界初オスのマウスのiPS細胞で卵子作製し子ども誕生
- 2023年04月29日 岩谷産業・三菱重工 水素発電向けポンプ開発・販売で連携
- 2023年04月26日 慶應大学など注射針より細い関節用内視鏡を開発 患者負担軽減
- 2023年04月26日 ラピダスの千歳新工場 9月に着工 鹿島が施工受注 25年1月完成
- 2023年04月22日 IBM開発の最新型「量子コンピューター」今秋めどに国内導入
- 2023年04月22日 IHI, 大阪ガス マレーシアでバイオマス活用のe-メタン製造の覚書
- 2023年04月19日 重症拡張型心筋症で新治療法に道筋 病態解明し標的を同定 東大など
- 2023年04月16日 SkyDrive 「空飛ぶクルマ」の個人向け予約販売を開始
- 2023年04月12日 帝人フロンティア PU弾性繊維を除去する技術を開発
資源・リサイクル
経済News
- 2024年08月27日 スペースワン 小型ロケット2号機の12月打ち上げを発表
- 2024年08月27日 アスエネAPAC タイでESGコンサルのGreen Frogが業務提携
- 2024年08月27日 NEC 羽田空港のレベル4自動運行へ車両制御用設備を受注
- 2024年08月26日 三菱マテリアル 連結子会社がタイで鉱山用工具の新工場
- 2024年08月26日 コマツ マレーシアの販売代理店UKHEを完全子会社化
- 2024年08月26日 関電不動産開発 バンコクで分譲戸建住宅開発第2弾に参画
- 2024年08月26日 東宝 バンダイナムコHDと資本業務提携 新キャラ共同開発
- 2024年08月26日 キオクシアHD 10月東証上場へ 時価総額1.5兆円目指す
- 2024年08月26日 TOYO インドネシアで伊藤忠とグリーンアンモニア事業で協働
- 2024年08月25日 日本ガイシ 台湾電力の蓄電実証P向け改良型NAS電池受注
TBM 主原料が石灰石の「LIMEX」
紙・プラスチック代替品として廃プラ問題の克服に大きく貢献の可能性マイクロプラスチックが世界的な海洋汚染の元凶として、あらゆる場所に堆積して地球上の生態系に深刻な影響を及ぼすとされる、今や国際的な廃プラスチック問題。この流れを受けて、私たちの身の回りに存在する幅広い消耗・使い捨て樹脂製品の素材見直しの動きがいま世界各国で高まっています。
この解決策の一つが、海洋に廃棄・投棄されても、いずれ水に溶け込む素材として採用されているのが生分解性素材です。この生分解性素材を使った製品化はストローなど一部商品で進められ、スターバックスなどで展開されています。
こうした石油由来のプラスチック代替品として、いま注目されているのがここに紹介するTBM(東京本社:東京都中央区)の基幹素材「LIMEX(ライメックス)」です。LIMEXは石灰石(Limestone)を主原料として無機物80~50%含むペレットは、紙やプラスチックの代替となり、持続可能な社会に貢献する日本発の革新的な新たな素材として世界から注目されています。石灰石は地球上にほぼ無尽蔵に存在し、日本においても自給率100%で、安価に入手可能です。したがって、グローバルで進む資源枯渇・環境問題にも貢献するというわけです。
環境配慮型の素材および製品の開発・製造・販売を手掛けるTBMは2011年に創業。2014年、LIMEXの国内特許を出願し、現在世界40カ国以上で出願、日中欧米を含む30カ国以上で登録が完了。サステナビリティが求められる今だからこそ、石油由来の樹脂の使用を減らし、開発に水を使わないLIMEXの特性がより高い評価を得るポイントとなり、日本発の技術として輸出、世界で当たり前に使われる素材を目指しています。2018年に様々な製品・用途展開を見据え、伊藤忠商事、凸版印刷、大日本印刷と資本業務提携しています。
LIMEXはシート状に加工することで、紙のように印刷したり書くことができ、ペレット状に成形することでプラスチックのように様々な立体物をつくることもできます。一度使われたものを回収し、再びペレットにすることで再加工もできます。これまでにショッピングバッグ、食品容器、抗菌マスクケース、カレンダー、クリアファイル、レストランなどのメニュー、名刺などで製品化されています。
紙・プラスチック代替品として廃プラ問題の克服に大きく貢献の可能性マイクロプラスチックが世界的な海洋汚染の元凶として、あらゆる場所に堆積して地球上の生態系に深刻な影響を及ぼすとされる、今や国際的な廃プラスチック問題。この流れを受けて、私たちの身の回りに存在する幅広い消耗・使い捨て樹脂製品の素材見直しの動きがいま世界各国で高まっています。
この解決策の一つが、海洋に廃棄・投棄されても、いずれ水に溶け込む素材として採用されているのが生分解性素材です。この生分解性素材を使った製品化はストローなど一部商品で進められ、スターバックスなどで展開されています。
こうした石油由来のプラスチック代替品として、いま注目されているのがここに紹介するTBM(東京本社:東京都中央区)の基幹素材「LIMEX(ライメックス)」です。LIMEXは石灰石(Limestone)を主原料として無機物80~50%含むペレットは、紙やプラスチックの代替となり、持続可能な社会に貢献する日本発の革新的な新たな素材として世界から注目されています。石灰石は地球上にほぼ無尽蔵に存在し、日本においても自給率100%で、安価に入手可能です。したがって、グローバルで進む資源枯渇・環境問題にも貢献するというわけです。
環境配慮型の素材および製品の開発・製造・販売を手掛けるTBMは2011年に創業。2014年、LIMEXの国内特許を出願し、現在世界40カ国以上で出願、日中欧米を含む30カ国以上で登録が完了。サステナビリティが求められる今だからこそ、石油由来の樹脂の使用を減らし、開発に水を使わないLIMEXの特性がより高い評価を得るポイントとなり、日本発の技術として輸出、世界で当たり前に使われる素材を目指しています。2018年に様々な製品・用途展開を見据え、伊藤忠商事、凸版印刷、大日本印刷と資本業務提携しています。
LIMEXはシート状に加工することで、紙のように印刷したり書くことができ、ペレット状に成形することでプラスチックのように様々な立体物をつくることもできます。一度使われたものを回収し、再びペレットにすることで再加工もできます。これまでにショッピングバッグ、食品容器、抗菌マスクケース、カレンダー、クリアファイル、レストランなどのメニュー、名刺などで製品化されています。
ワーキングウエアのワークマン
プロが求める高機能ベースにカジュアル・レディスに進出し脚光
ファストファッションの隆盛、定着で近年、大手アパレルメーカーがこれまで手掛けてきたファッション衣料が軒並み苦戦し、大幅な縮小を余儀なくされる中、いま脚光を浴びつつある衣料品・用具メーカーがあります。ワークマン(本社所在地:群馬県伊勢原市)です。同社は社名の通り、様々な職業・職人向けの作業服・用具・用品メーカーでした。
例えば鳶職、大工など、プロの職人がそれぞれの職種の作業現場で安全で動きやすい、撥水・防水、防汚をはじめとする優れた機能性が付与された作業服と用品・用具を提供。決して華やかさはありませんが、ファッション衣料とは全く異なり、例年ほとんど変わることのない品揃えだからこそ根強い買い替え需要があり、職人層には篤い支持を得続けてきました。
そのワークマンが近年、同社がこれまでかたくなにこ゚だわってきた機能性をベースに、「ワークマンPlus」のネーミングでカジュアル衣料に進出、さらに「ワークマン女子」でレディスへも参入。作業服にとどまらずタウンウェアなどカジュアル、そして20~30代の若い女性層に支持を広げつつあります。
2021年5月現在、同社の全国の店舗はワークマン631店、ワークマンPlus276店、ワークマン女子4店の計911店となっています。この中で今後最も可能性を秘めているのがワークマン女子です。プロジェクト長に若い女性を起用し、女性の視点で商品を企画。試行錯誤を重ね、東京コレクションに初エントリーし、モデルおよび対象顧客層の反応を分析、ものづくりとマーケティングにフィードバック。ワーキングウエアとは一線を画し、かといって著名デザイナーを起用したりすることなく、女性の立場で「こんな商品があったら嬉しい」といった、素人感覚が企画・製品に斬新さを生み出している側面があるようです。
従来のレディスウエアには撥水・防水性など機能性を付与された製品は稀で、デザインなどファッション性に重点を置き、そうした機能性をうたっていても風合いや肌ざわりを損なうことを避け、洗濯を繰り返すとなくなってしまうレベルの機能性がほとんど。ところが、ワークマン女子の製品群は、肌ざわりを大きく損なわない範囲で、職人向け作業服で培った技術・仕様で訴求する機能性がデータ・数値に基づききちんと付与されているのです。既存のカジュアル衣料やレディス衣料とは一線を画した、プロ向けの作業服で培った優れた機能性を差別化ポイントに今後、支持をどれだけ広げていけるのか、目が離せない。
こうした取り組み企画をベースに、ワークマン女子は今後も年間5~6店をターミナル駅か駅近に直営で出店する計画。当面軸足をモール店に置き出店。東京、名古屋、大阪地区を中心に数年で20店舗にすることが目標です。モール店で勢いをつけ、、本命に位置付けるロードサイド店で10年間で400店を出店する予定。チェーン全店を含む同社の2021年3月期の売上高は1,466億5,300万円(前年同期1,220億4,400万円)、当期純利益は170億3,900万円(同133億6,900万円)。
プロが求める高機能ベースにカジュアル・レディスに進出し脚光
ファストファッションの隆盛、定着で近年、大手アパレルメーカーがこれまで手掛けてきたファッション衣料が軒並み苦戦し、大幅な縮小を余儀なくされる中、いま脚光を浴びつつある衣料品・用具メーカーがあります。ワークマン(本社所在地:群馬県伊勢原市)です。同社は社名の通り、様々な職業・職人向けの作業服・用具・用品メーカーでした。
例えば鳶職、大工など、プロの職人がそれぞれの職種の作業現場で安全で動きやすい、撥水・防水、防汚をはじめとする優れた機能性が付与された作業服と用品・用具を提供。決して華やかさはありませんが、ファッション衣料とは全く異なり、例年ほとんど変わることのない品揃えだからこそ根強い買い替え需要があり、職人層には篤い支持を得続けてきました。
そのワークマンが近年、同社がこれまでかたくなにこ゚だわってきた機能性をベースに、「ワークマンPlus」のネーミングでカジュアル衣料に進出、さらに「ワークマン女子」でレディスへも参入。作業服にとどまらずタウンウェアなどカジュアル、そして20~30代の若い女性層に支持を広げつつあります。
2021年5月現在、同社の全国の店舗はワークマン631店、ワークマンPlus276店、ワークマン女子4店の計911店となっています。この中で今後最も可能性を秘めているのがワークマン女子です。プロジェクト長に若い女性を起用し、女性の視点で商品を企画。試行錯誤を重ね、東京コレクションに初エントリーし、モデルおよび対象顧客層の反応を分析、ものづくりとマーケティングにフィードバック。ワーキングウエアとは一線を画し、かといって著名デザイナーを起用したりすることなく、女性の立場で「こんな商品があったら嬉しい」といった、素人感覚が企画・製品に斬新さを生み出している側面があるようです。
従来のレディスウエアには撥水・防水性など機能性を付与された製品は稀で、デザインなどファッション性に重点を置き、そうした機能性をうたっていても風合いや肌ざわりを損なうことを避け、洗濯を繰り返すとなくなってしまうレベルの機能性がほとんど。ところが、ワークマン女子の製品群は、肌ざわりを大きく損なわない範囲で、職人向け作業服で培った技術・仕様で訴求する機能性がデータ・数値に基づききちんと付与されているのです。既存のカジュアル衣料やレディス衣料とは一線を画した、プロ向けの作業服で培った優れた機能性を差別化ポイントに今後、支持をどれだけ広げていけるのか、目が離せない。
こうした取り組み企画をベースに、ワークマン女子は今後も年間5~6店をターミナル駅か駅近に直営で出店する計画。当面軸足をモール店に置き出店。東京、名古屋、大阪地区を中心に数年で20店舗にすることが目標です。モール店で勢いをつけ、、本命に位置付けるロードサイド店で10年間で400店を出店する予定。チェーン全店を含む同社の2021年3月期の売上高は1,466億5,300万円(前年同期1,220億4,400万円)、当期純利益は170億3,900万円(同133億6,900万円)。
CO2排出量抑制へ三井化学
日本初!廃棄植物油原料のバイオマスナフサからプラスチック素材
三井化学(本社:東京都港区)はこのほど、廃棄植物油や残渣油を原料にしたバイオマスナフサから、バイオマスプラスチックを製造・販売すると発表しました。バイオマスナフサを原料にしたバイオマスプラスチック素材の製造・販売は日本では初めてです。2021年下期に大阪工場で生産開始します。
フィンランドの世界有数のバイオマス燃料の製造会社Neste社(本社:フィンランド・エスポー)との間で、豊田通商(本店:名古屋市)を通じバイオマスナフサの調達に関する売買契約を締結しています。生産したバイオマスプラスチック素材は、主に国内メーカーに販売します。
原料からプラスチック製品が廃棄されるまでのライフサイクルにおける二酸化炭素(CO2)排出量は、石油由来ナフサ使用時に比べ、大幅に削減することが見込まれています。
様々な産業界において現在、温室効果ガス(二酸化炭素)の排出量抑制・削減に向けた取り組みが進められていますが、今回国内では初めて廃棄された植物油を再原料化したバイオマスナフサを投入したプロジェクトが始動することになります。新たな潮流として大いに注目されます。
日本初!廃棄植物油原料のバイオマスナフサからプラスチック素材
三井化学(本社:東京都港区)はこのほど、廃棄植物油や残渣油を原料にしたバイオマスナフサから、バイオマスプラスチックを製造・販売すると発表しました。バイオマスナフサを原料にしたバイオマスプラスチック素材の製造・販売は日本では初めてです。2021年下期に大阪工場で生産開始します。
フィンランドの世界有数のバイオマス燃料の製造会社Neste社(本社:フィンランド・エスポー)との間で、豊田通商(本店:名古屋市)を通じバイオマスナフサの調達に関する売買契約を締結しています。生産したバイオマスプラスチック素材は、主に国内メーカーに販売します。
原料からプラスチック製品が廃棄されるまでのライフサイクルにおける二酸化炭素(CO2)排出量は、石油由来ナフサ使用時に比べ、大幅に削減することが見込まれています。
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新素材・新技術、未来を拓くNew Technology
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声でとどける税務通信
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