三洋化成 次世代型「全樹脂電池」初の商業生産 年内に参入

三洋化成工業(本社:京都市東山区)は3月2日、子会社のAPB(本社:東京都千代田区)が福井県越前市に次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」の工場を設置、年内に生産開始して蓄電池市場に参入すると発表した。2021年から量産する。APBが同市内に土地と工場棟を取得した。敷地面積は約2万3,733㎡、延床面積は約8,628㎡。
全樹脂電池は、主要部材を従来の金属から樹脂に変えた蓄電池。従来のリチウムイオン電池に比べ製造コストを削減できる。本格的な商業生産は三洋化成が世界で初めて。