新型コロナウイルスの感染拡大で国をまたぐ移動が厳しく制限され、帰国できずにいたベトナム人を乗せた特別機が6月14日、関西空港からベトナム中部ダナンに向けて飛び立った。
コロナの感染拡大でベトナム政府は水際対策を強化。関西空港を発着するベトナムとの定期便は2020年6月からすべて運休となり、来日中の技能実習生など多くのベトナム人が帰国できない状態が続いている。こうした中、特別な事情がある人たちが帰国できるようにと、ベトナム政府が特別機を運航させたもの。
コロナ禍で国をまたぐ空の便の往来がほぼ途絶え、閑散とした状態が続いていた関西空港国際線の出発ロビーは、束の間久しぶりに活気を取り戻し、200人あまりのベトナム人が長い列をつくっていた。