インドネシア西パプア州のタングーLNGプロジェクトでCCUS(温室効果ガス輩出量の削減を図る技術)事業を含む開発計画について、同事業に携わる企業連合は8月30日、SKK(インドネシア石油ガス上流事業監督執行機関)の承認を得たと発表した。
同開発計画には、新規ガス田開発(ウバダリガス田)のほか、生産中のヴォルワタガス田におけるCCUS技術の適用によるCO2排出量の削減および天然ガスの生産効率向上・増産事業が含まれている。同プロジェクト全体のCCUS事業で、天然ガスの生産に伴い排出されるCO2を累計で約2,500万トン回収し、ヴォルワタガス田に再圧入・貯留することで、CO2の排出削減と同時に天然ガスの生産効率向上・増産を図る。この結果、同プロジェクト全体のCO2排出量が約半分に削減されることになる。
銅事業に携わるのは双日、住友商事、エルエヌジージャパン、三井物産、JX石油開発、INPEX、三菱商事の7社。