香港取引所は10月4日、午前9時(日本時間午前10時)から中国の不動産大手、中国恒大集団とグループの不動産管理会社、恒大物業集団の株式の売買を停止すると発表した。
香港メディアによると、中国不動産大手、合生創展集団が恒大物業を買収するとの観測が出ている。合生創展が400億香港ドル(約5,700億円)超で恒大物業の株式51%を取得する計画という。合生創展の株式も買収に関する発表を控えているとして、取引停止になっている。恒大物業は同日、M&A(合併・買収)に関する発表を控え、売買を停止したと説明している。
市場でデフォルト(債務不履行)の懸念が高まっている恒大株は債務問題への懸念を受けて、夏場から大きく下げ、先週末までに2020年末比で80%下落していた。