富士フィルム(本社:東京都港区)は12月17日、写真の現像プロセスで用いる銀塩増幅反応による高感度検出技術を応用した「銀増幅イムノクロマト法」を用いた新型コロナウイルス抗原検査キットを、独立行政法人医薬品医療機器総合機構に体外診断用医薬品として、製造販売承認申請したと発表した。
また、同検査キットのグローバルでの安定供給をめざし、ベトナムの生産拠点に設備投資することを決めた。製造を担う、ユウワ(本社:長野県)との合弁会社「FUJIFILM YUWA MEDICAL PRODUCTS VIETNAM COMPANY LIMITED」(本社:ベトナム・ビンズオン省、富士フィルム51%、ユウワ49%出資)に設備投資し、来年度から順次設備を増強し、同キットの安定的な生産体制を構築する。
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ソフトバンクと双葉電子工業 産業向けドローンを共同開発へ
ソフトバンク(本社:東京都港区)と双葉電子工業(本社:千葉県茂原市)は12月17日、橋梁や鉄塔、建設現場などでの点検をはじめ、測量や災害支援などに活用できる産業向けドローンの共同開発を2020年9月から開始し、まず機体のプロトタイプを製作したと発表した。
このドローンは双葉電子の産業用ドローンをベースに、LTE対応の通信モジュールを搭載しているほか、ソフトバンクの高精度測位サービス「ichimill(イチミル)」に対応している。LTEの利用によりドローンを遠隔地から飛行制御できるほか、撮影した画像や映像をリアルタイムに送信することが可能。
今後両社は、機体側でAIによる解析を行うことで、GPSなどの測位衛星の信号が届かない環境でも、完全自動飛行ができるドローンの実現や、5G(第5世代移動通信システム)の実装も視野に入れて研究開発を進めていく。