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タカラバイオ 下水中のコロナウイルス検出するPCRキット

タカラバイオ(本社:滋賀県草津市)は9月15日、下水に含まれる新型コロナウイルス遺伝子を高感度かつ迅速に検出可能なPCRキットを16日より受注開始すると発表した。従来はRT-qPCR法反応に3時間以上要したが、同社の高速PCR技術の採用により、最短で約50分へ大幅に短縮された。容量100回、希望小売加価格12万円(税別)。
このキットは、下水からの新型コロナウイルス遺伝子検出に必要なPCR試薬(PCR酵素液、プライマー・プローブ、陽性コントロールなど)が含まれたオールインワンキットで、煩雑な準備作業の省力化に寄与する。
感染者の糞便中には、ウイルスが存在する可能性が報告されており、下水中に排出されたウイルス遺伝子を定期的にモニタリング調査することで、対象施設あるいは地域におけるコロナの流行状況等を把握する下水疫学に関わる研究が進められている。

ユニクロ 台湾グローバル旗艦店がリニューアルオープン

ファーストリテイリングは9月15日、台湾唯一のグローバル旗艦店として、オープンから10周年を迎える「ユニクロ明曜百貨店」が10月8日、「UNIQLO TAIPEI」としてリニューアルオープンすると発表した。
リニューアル店の売場面積は、以前の店舗の3分の1ほど拡張、4フロア約3,500㎡(以前は3フロア)となり、最新のLifeWearを体感できる台湾最大のユニクロ店舗となる。また、アート、サイエンス、カルチャーとサステナビリティを融合させ、これまでとは異なる新たなショッピング体験を提供する。

ファミマ 伊藤忠と新会社 店舗に電子看板設置し情報発信

ファミリーマートと伊藤忠商事は9月13日、メディア事業の新会社「ゲート・ワン」を24日に設立すると発表した。店舗にデジタルサイネージ(電子看板)を設置し、消費者向けの情報を発信するメディアとして1日1,500万人が訪れる店舗網を活用する。新会社の資本金は9億9,000万円で、ファミリーマートが70%、伊藤忠商事が30%出資する。
電子看板には取引先のメーカーの新商品CMのほか、エンターテインメント関連のニュースや地域情報などを流す。2022年春までに約3,000店舗に導入し、その後約1万6,000店のうち設置可能な全店に広げる。

「あべのハルカス近鉄本店」に北海道のアンテナショップ

コロナ禍で百貨店での物産展の開催が難しくなる中、9月15日、大阪・阿倍野区の「あべのハルカス近鉄本店」に関西で初めてとなる北海道公式のアンテナショップがオープンした。店内には、北海道から直送された海鮮や乳製品、名物のお菓子などおよそ700品が販売されている。
同百貨店では、コロナの感染拡大を受け、入場者が通常の半数を超えた場合、館内への入場を制限することにしており、このアンテナショップでも混雑が起こらないよう対応する方針。物産展と違い、年間を通して開店しているため、旬のものを旬の時期に提供できるのが強みだ。

PPIH タイ・バンコク東部に「DON DON DONKI」3号店

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都目黒区、以下、PPIH)は9月15日、グループのタイ現地法人、DONKI(Thailand)Co.,Ltd.(本社:タイ)が、10月1日に「DON DON DONKI Seacon Square(シーコンスクエア)」店を、首都バンコク東部の大型商業施設、Seacon Squareにオープンすると発表した。タイにおける初の郊外への出店となる。
ローカルの顧客が家庭で手軽に楽しめる本格的な日本の味を種類豊富に展開する。調理が簡単な日本食のミールキットや手巻き寿司セットなどを、タイで初めて本格的に取りそろえる。同店では、滑らかでしっとりモチモチ食感の北海道牛乳使用の極生食パンの専門店を導入する。このほか、スキンケア用品に特化した日本のコスメコーナーを展開する。

インドのマルチスズキ「スイフト」販売累計250万台達成

インドの乗用車販売最大手のマルチスズキ・スズキは9月14日、ハッチバック「スイフト」の販売台数が累計で250万台に到達したと発表した。同国におけるスイフトの発売は2005年。以来、若年層を対象にこれまで3世代のモデルチェンジを重ね、16年間での達成となった。2013年に累計100万台、2018年に200万台に達していた。

東芝 インドネシア・スマトラの水力発電向け水車を受注

東芝エネルギーシステムズ(本社;川崎市幸区)9月14日、インドネシアのスマトラ島中部のジャンビ州のクリンチ水力発電所向けに水車を受注したと発表した。2023年9月より順次、出荷する。
同社の中国現地法人で水力発電設備の製造、販売、保守サービスなどを手掛ける東芝水電設備(杭州)有限公司(以下、東芝水電)と、インドネシア現地法人で、エネルギーおよびインフラ事業を手掛ける東芝アジア・パシフィック・インドネシア社(以下、TAPI1)が、インドネシアでエネルギーやインフラ事業を手掛けるブカカ社傘下の水力発電プロジェクト会社から、、インドネシアスマトラ島中部に位置するクリンチ水力発電所向けに10.5万KWの水車4台の製造などを受注した。
今回の受注により、同発電所向けに水力発電設備一式を納入することになる。東芝水電は、中国の同社工場で受注した水車の設計・製造を行い、TAPIは現地で据付技術などを指導する、指導員派遣などを担う。

藤田観光「ホテルグレイスリー台北」9/14開業 海外2軒目

藤田観光 WHG事業部(本社:東京都文京区)は9月14日、台湾にWHGホテルズにとって2軒目の海外直営となる「ホテルグレイスリー台北」を同日開業したと発表した。
コロナ収束後の日本からのビジネス、観光需要を取り込むとともに、台湾内でのブランド認知を高め、台湾からのインバウンド誘客との相乗効果を図っていく。東急ハンズのフランチャイズ、台隆工業股份有限公司が台湾で10店舗を運営している「TOKYU HANDS台隆手創館」と連携し、「ハンズコンセプトルーム」を提供する。
同ホテルは、WHGホテルズ(「ワシントンホテル」「ホテルグレイスリー」ブランドのホテルを展開)の32拠点目、海外出店は韓国・ソウルに次いで2軒目。

トクヤマとパナソニック 副生水素用いた純水素型燃料電池を実証

トクヤマ(東京本部:東京都千代田区)とパナソニック(本社:大阪府門真市)は9月14日、トクヤマの徳山製造所(所在地:山口県周南市)で発生する副生水素を用いた純水素型燃料電池の実証を開始したと発表した。実証期間は2023年3月までを予定。
今回、徳山製造所内に設置した実証機は、パナソニックが開発する6台の純水素型燃料電池を1つのユニットに収めたシステム構成になっている。水素の供給配管や熱配管、電力出力ラインなどを集約してユニットに接続し、6台の純水素型燃料電池の6台連携制御の実証は国内で初めて。