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伊藤忠 アジアでアニメ・キャラクターライセンス事業

伊藤忠商事(本社:東京都港区)は9月13日、PPW Sports & Entertainment(HK)Limited(本社:香港、以下、PPW社)、R&B Licensing AB(本社:スウェーデン、以下、RBS社)およびMoon Characters Oy LTD.(本社:フィンランド、以下、MC社)と香港に合弁会社を設立し、アジア市場におけるアニメ・キャラクターライセンス事業の展開を開始したと発表した。
合弁会社は「Rights & Brands Asia Ltd.(以下、RBA社)」で、株主構成は伊藤忠商事38.5%、PPW38.5%、RBSホールディング23%。第1弾として世界的に有名な「ムーミン」のライセンスを中国市場に独占展開する。
新設するRBAがRBS社より中華圏でのマスターライセンス権を取得し、商品化ビジネス、アニメーションの配信・放送、テーマパーク・カフェ等のリアルエンターテイメントのみならず、スマホ向けゲーム・アプリといったデジタルコンテンツ等、多角的なライセンスビジネスを展開していく。

アイロムG フィリピンで抗結核菌ワクチンの特許査定

医薬品の開発などを支援するアイロムグループ(本社:東京都千代田区)は9月13日、100%子会社のIDファーマが基盤技術であるセンダイウイルスベクターを用いた抗結核菌ワクチンについて、フィリピンで特許査定を受けたと発表した。これにより、同ワクチンの特許査定が発行された国は日本、米国、中国、インドネシアに続き5カ国目となる。

新日本コンサル,アラムポートとインドネシアで太陽光発電

新日本コンサルタント(本社:富山市)は9月10日、グループの発電事業会社、ニックスニューエネルギーを通じ、アラムポート(本社:東京都千代田区)と共同でシンガポールに合弁会社「ALAM NIX RENEWABILES PTE LTD」を設立し、インドネシアにおける産業用需要家向け屋根置き太陽光発電事業に参入したと発表した。
新日本コンサルタント、アラムポートの両社は今回の提携を通じて、インドネシアで屋根置き太陽光事業への投資・事業開発を加速化するだけでなく、より多くの再生可能エネルギーの事業化を目指していく。

東洋建設 フィリピンのパッシグ・マリキナ河川改修事業受注

東洋建設(本社:東京都千代田区)は9月10日、フィリピン公共事業道路省が発注するパッシグ・マリキナ川河川改修事業(フェーズⅣ)のうち、工区パッケージ2を同社単独で、パッケージ3を同社が幹事会社を務める清水建設との共同企業体(JV)で受注し、7月19日に契約署名式が執り行われたと発表した。受注金額はパッケージ2が約172億円、パッケージ3が同社分約97億円(JV受注総額約194億円)の合計約269億円となる。同工事は日本の政府開発援助(ODA)の有償資金協力(円借款)のうち、本邦技術活用条件(STEP)として実施される。

出前館 新株発行で800億円の資金調達 TVCM拡大,配達員増

出前注文サイト運営の出前館は9月13日、新株発行などを通じて約800億円の資金を調達すると発表した。新型コロナウイルス禍で外出控えと在宅生活が長期化し出前需要が増大。こうした状況を受け、生鮮・日用雑貨品を含めた宅配需要が拡大し、米系ウーバーイーツなど宅配事業者の競争が激化している。このため、出前館はテレビCMを中心に広告宣伝を拡大、事業の周知化に注力し、配達員を増員する。このほか、調達資金でシステム改善の費用にも充てる。

ダイハツ 9月の工場停止を再延長 8~9月で3割減産に

ダイハツ工業(本社:大阪府池田市)は9月14日、国内の工場の稼働停止を延べ14日間延長すると発表した。同社は6日にも延長を発表しており、8~9月の減産台数は約5万台に上り、減産幅は前年同期の32%になる。
9月の稼働停止期間は、本社工場(所在地:大阪府池田市)が計8日、ダイハツ九州(所在地:大分県中津市)の工場が計6日それぞれ延長する。10月以降の工場稼働は未定。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴うベトナムでの移動制限措置などが延長され、自動車部品の調達が滞ったままで、引き続き事態の改善がみられない。

「空飛ぶクルマ」実現へ 大阪府・市がSkyDriveと連携協定

大阪府と大阪市は9月14日、ドローンの技術などを使った「空飛ぶクルマ」の実現につなげようと、機体の開発を担っている民間企業、SkyDrive(本社所在地:東京都)と協力して実証実験などに取り組む連携協定を締結したと発表した。
空飛ぶクルマは、人やモノを乗せて電動で飛行できる機体で、交通渋滞の緩和や物流の効率化などにつながると期待されている。2021年中に、大阪・南港で大型のドローンを飛ばして風の影響などを調べるほか、仕組みや活用方法などを説明するセミナーを開くことにしている。大阪府の吉村知事は、「2025年の大阪・関西万博までに実現させたいので、2022年にも大阪で試験飛行をしてほしい」と話している。

KDDI「スペースX」と業務提携 人工衛星使い通信サービス

KDDIは9月13日、電気自動車大手テスラのイーロン・マスクCEOが創業した米国の宇宙事業会社、スペースXと業務提携し、人工衛星を使った通信サービスに乗り出すと発表した。2022年をめどに全国およそ1,200の基地局から順次導入していく予定。
スペースXの人工衛星を活用し、基地局を使った通信サービスを提供。通信網の整備が難しい山間部や離島などでも、これまでより高速大容量のネット通信ができるようになる。