欧州で新型コロナウイルスの感染者が再び急拡大、フランス、イタリア、ドイツで1日あたりの新たな感染者が軒並みこれまでで最多となり、各国で警戒感が強まっている。
フランスでは最近1日当たりの新規感染者が2万人前後と今年の春を大きく上回っていたが、10月15日初めて3万人を超えて、これまでで最も多くなった。これを受けフランス政府は17日からパリなどで午後9時から翌午前6時までの夜間外出を禁止すると発表している。
イタリアでも10月15日、1日当たりの感染者が8,800人を超え、これまでで最も多くなった。ドイツの政府研究機関は10月15日、新たな感染確認者が6,600人を超え、今年3月下旬のピーク時を上回ったと発表している。いずれも経済回復を念頭に、一律の制限に踏み切ることは避ける方向だが、新たなコロナ感染者の抑え込みと経済回復とのバランスを取る、難しい”舵取り”を迫られている。
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IMF 20年世界の経済予測マイナス4.4%へ0.8ポイント上方修正
国際通貨基金(IMF)は10月13日、2020年の世界経済見通しをマイナス4.4%とし、6月に示したマイナス5.2%から0.8ポイント上方修正した。先進国や中国が新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)から予想よりも速いペースで回復しているのがその要因。
しかし、2021年の世界経済見通しは6月時点から0.2ポイント下方修正しプラス5.2%と予測している。これは多くの新興国の見通しが悪化しているほか、コロナ感染拡大が続き、経済再開ペースが失速しているとの見立てから。
このほか、IMFは景気減速による失業や企業の経営破たん、債務などに伴う2020~2025年の経済損失が最大28兆ドルに達する可能性があり、2021年以降の世界の中期経済成長率は3.5%近辺にとどまる恐れがあるとの認識を示している。
ベトナム・ホーチミンに都市鉄道の日本製車両到着 記念式典
ベトナム南部の同国最大都市ホーチミンに、日本の円借款はじめJICA(国際協力機構)の支援を受けながら整備が進められている都市鉄道の最初の車両が到着し、10月13日、日本やベトナムの関係者およそ150人が出席して記念式典が開かれた。
車両は日立製作所が日本で製造し、当初今年4月にホーチミンに到着する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、現地で車両の受け入れを担う日本の専門家がベトナムに入国できない事態が続いていたことから、到着はおよそ6カ月遅れとなった。
この都市鉄道はホーチミン中心部と郊外のおよそ20kmを高架と一部を地下鉄でつなぐことで整備が進められている。同鉄道は2021年開業の予定。