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NTTデータ タイ・アユタヤ銀行とQRコード決済で業務提携

NTTデータ(本社:東京都江東区)は10月9日、タイのアユタヤ銀行と訪日タイ人向けにタイのQRコード決済、My Prompt QRを利用可能とするための業務提携契約を締結したと発表した。この提携を皮切りに、今後タイで広く利用されるQRコード決済が、日本の多くの加盟店で利用できる体制づくりを目指す。
NTTデータは日本で様々な決済ソリューションを提供。例えばPOS決済ソリューションを2,000社以上の小売店に、85万台以上の決済端末をリアル加盟店に、EC決済ソリューションを3,000社以上のEC加盟店に、コンビニ収納代行ソリューションを4万3,000店舗以上のコンビニに提供している。

出前館と日本マクドナルド 約850店舗で出前サービス導入

日本マクドナルド(本社:東京都新宿区)と日本最大級の出前サービス「出前館」(運営:出前館)は10月9日、2020年10月末までに1都1道2府21件で約850店の「マクドナルド」(フランチャイズ店舗含む)で出前館のサービスを導入すると発表した。
両社は2019年4月より、出前館の「シェアリングデリバリー(R)」を活用した出前サービスの連携を開始し、首都圏および関西の一部店舗で展開していた。

カネカ 前処理5分に短縮,1時間以内にウイルス検出可能なキット

カネカ(本社:東京都港区)は10月8日、独自の検体処理技術を用いた新型コロナウイルスPCR検査キットを10月7日から医療機関および検査施設向けに販売開始したと発表した。これは新型コロナウイルスを1時間以内に検出可能なRT-qPCRキット。
通常は必要とされる唾液や鼻咽頭ぬぐい液から採取した検体からのウイルスRNA精製工程が不要で、熱処理だけで前処理工程が完了する。これにより、従来法では約1時間要していた前処理工程をおよそ5分に短縮。この結果、PCR検査全体の所要時間を従来の2~3時間から大幅に短縮し、1時間以内の判定が可能になった。
このキットの希望小売価格は11万円(検査100回分)で、販売はグループ会社のカネカメディックス(本社:大阪市)が担う。

観光庁 IRの申請受付を21年10月からに延期 コロナ禍と汚職で

観光庁は10月9日、カジノを含むIR(統合型リゾート施設)の整備をめぐって、自治体からの整備計画の申請受付を、予定していた2021年1月から時期を先送りし、21年10月からとする方針を公表した。
新型コロナウイルスの影響で自治体の準備作業が遅れていることに加え、IRをめぐる汚職事件を受け、整備区域選定の際の評価基準を見直したため。

川崎重工 世界初の電動モーター搭載用バッテリーシステム受注

川崎重工(神戸市中央区)は10月8日、世界初の電動タンカーに搭載されるバッテリー推進システムを受注したと発表した。温室効果ガスを出さないため、従来の重油を動力源とする船舶と比べて環境負荷を大幅に低減できる。
旭タンカー(東京都)が発注し、興亜産業(香川県丸亀市)と井村造船(徳島県小松島市)が2隻を建造する。1隻目の完成は2022年3月の予定。
電動タンカーは電気自動車(EV)約100台分の容量のリチウムイオン電池をエネルギーとし、推進するためのスクリューを回す。

富士通,ファナック,NTTコム クラウドサービスの「DUCNET」設立

富士通(本社:東京都港区)、ファナック(本社:山梨県忍野村)、NTTコム(本社:東京都千代田区)の3社は10月7日、工作機械業界をはじめとした製造業のデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を支援する場をクラウドサービスとして提供する新会社「DUCNET(ディーユーシーネット)」を2020年11月に設立すると発表した。
新会社(所在地:東京都大田区)の資本金は2億5,000万円で、出資比率は富士通40%、ファナック30%、NTTコム30%。2021年4月からクラウドサービスの提供を開始する。

東レ 抗ウイルステキスタイル「MAKSPEC V」開発 衣料展開へ

東レ(本社:東京都中央区)は10月7日、優れた洗濯耐久性と着用快適性を有する抗ウイルステキスタイル「MAKSPEC(マックスペック)(R)V」を開発したと発表した。これは同社独自の繊維加工技術により、抗ウイルス加工の耐久性と、快適な着用感につながるソフトな風合いを実現したポリエステル素材。
抗ウイルスの差異的な薬剤の使用と、ポリエステル繊維への独自の薬剤固定化技術により、薬剤をポリエステル繊維内部まで吸尽させることに成功した。これによりテキスタイルに付着したウイルスのエンベロープを破壊することで、ウイルスの数を減少させる。
同社はメディカル、ワーキング、スクール等のユニフォーム用途からスポーツウェア、カジュアル・ファッションウェアまで幅広い用途に向け提案。2021年1月から販売開始し、販売目標は2022年度30万m、3年後の2025年は100万mを見込む。

東急とNTT都市開発 ベトナム・ビンズンで合弁 マンション分譲

東急の子会社、べカメックス東急とNTT都市開発は10月7日、ベトナム・ビンズン省の省都ビンズン新都市で合弁会社「H9BC INVESTMENT COMPANY LIMITED」を2020年7月に設立、12月から分譲マンション「MIDORI PARK The GLORY(ミドリパーク ザ・グローリー)」に着工すると発表した。この物件は地上24階建て、総戸数約1,000戸の分譲マンションで、2023年春の竣工・引き渡しを予定。投資額は約2兆ベトナムドン。

東京ガス フィリピンFジェンと浮体式LNG基地建設 22年稼働

東京ガスは10月7日、フィリピンのロペス財閥系発電大手、ファースト・ジェンと浮体式液化天然ガス(LNG)基地建設に関する相互協力契約を締結したと発表した。ファースト・ジェンが約3億米ドル(約318億円)を投じる計画に東京ガスが参画、建設・運営費用の20%を負担し、協力して事業化を目指す。早ければ2022年後半の稼働を見込む。