tec のすべての投稿

「極度の貧困層」世界で7億人超え コロナ禍で上振れ 世銀

世界銀行は10月7日、1日1.9ドル(約200円)未満で暮らす「極度の貧困層」が2020年に7億人を超えるとの推計を発表した。21年もこれまでの想定から約1億5,000万人上振れし、7億3,570万人まで拡大する可能性がある。
新型コロナウイルスの感染拡大や景気後退で20年以上続いてきた改善傾向から反転する。これにより、世界人口に占める極度の貧困層の割合は2020、2021年は9.4%に悪化、2030年でも約7%へ高止まりする見込み。

北京モーターショー閉幕 10日間で53万人来場 NEV前面に訴求

北京国際モーターショー(第16回北京国際汽車展覧会)が10月5日閉幕した。現地メディアによると9月26日からの10日間で延べ53万人が来場した。新型コロナウイルスの感染拡大で、欧米の国際モーターショーが相次いで中止され、開催が危ぶまれる中、当初予定の4月から5カ月遅れで開催された。今回は中国政府の中長期的な方針を反映し、出展各社は電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド(PHV)、燃料電池車(FCV)など新エネルギー車(NEV)のの新モデルを前面に打ち出し、積極的に訴求した。

昭和電線HD 中国浙江省で新工場 ワイヤハーネス事業の拠点拡大

昭和電線ホールディングス(本社:川崎市)はこのほど、ワイヤハーネス事業の拡大を目指し中国現地法人、嘉興昭和機電有限公司が浙江省嘉興市で新工場を建設すると発表した。現工場の生産能力を約2.5倍に拡張して移転する。投資総額は約16億円。2021年12月稼働を予定、2022年度売上高100億円を目指す。
新工場の敷地面積は約2万㎡、延床面積は約3万5,000㎡。産業機器、家電、EV車載等向けワイヤハーネスの製造販売および嘉興技術開発を手掛ける。

USJ マリオなど任天堂テーマの新エリア 21年春開業を発表

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、所在地:大阪市此花区)は10月7日、任天堂の人気キャラクター「マリオ」とその世界をテーマにした『SUPER NINTENDO WORLD(スーパー・ニンテンドー・ワールド)』を2021年春に開業すると発表した。
同新エリアは、USJが今年の集客の目玉として過去最高の総額600億円を投じ建設を進めていた。ちなみに映画で爆発的なヒットを飛ばした「ハリーポッター」のエリアへの投資額は総額500億円といわれた。
当初は2020年7月下旬に開幕予定だった東京五輪・パラリンピック前を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、およそ8カ月遅れの開業、お披露目となる。

日本の粗鋼生産 20年8,218トンの51年ぶり低水準 コロナ禍で

経済産業省は10月7日、2020年の粗鋼生産量が前年比17.2%減の8,218トンになるとの見通しを明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、自動車業界はじめ需要業界が減産に追い込まれ、鉄鋼需要が大幅に減少したため。リーマン・ショック直後の2009年(8,753トン)を下回り、1969年(8,217トン)以来51年ぶりの低水準となる。

草ストローのHAYAMI ベトナムのNGOと農村開発支援で協業

完全生分解性・自然由来の「HAYAMIの草ストロー」を販売する合同会社HAYAMI(本社:神奈川県相模原市、ハヤミ)は10月7日、ベトナムの農業支援の非政府組織(NGO)「VIRI」(ベトナム地方産業研究開発研究所)と協業すると発表した。これにより、多角的な支援を実施し、持続可能な農業の実現に取り組んでいく。
HAYAMIは、東京農業大学の学生らによって2020年5月、立ち上げられた法人。ホーチミン郊外で無農薬、保存料不使用、無添加で製造されている「草ストロー」の輸入販売を手掛けている。2020年10月7日現在、全国で導入店舗数110店舗を突破、今後さらなる拡大を図っていくという。、

凸版印刷 抗ウイルス・抗菌加工の塩ビ製化粧シート開発

凸版印刷(本社:東京都千代田区)は10月6日、抗ウイルス・抗菌両方の性能を有する塩ビ製化粧シートを開発したと発表した。塩ビ製化粧シートの表面に特殊コーティングを施すことで、特定ウイルスの数を著しく減少させる。これによりオレフィン製化粧シートと合わせて、両シートで抗ウイルス・抗菌性能を有する化粧シートのラインアップが拡大する。
10月より主に非住宅施設の壁面パネル・机・家具などに向けて、これらの化粧シートの販売を開始する。国内および海外市場へも積極的に拡販を進め、2022年度に関連受注も含め当該製品の売上高約700億円を目指す。

「ホテル・ニッコー・常熟」23年に開業 中国江蘇省5件目

ホテルオークラの子会社、オークラ ニッコーホテルマネジメント(本社:東京都港区)はこのほど、中国江蘇省常熟(じょうじゅく)市国家高新技術産業開発区内で「ホテル・ニッコー・常熟」を2023年に開業すると発表した。
ホテル開業予定地はビジネスと研究の中心区として学校や住宅が点在するほか、将来的にはオフィスが整備される予定。ホテルの客室は標準面積約40㎡、スイートルーム14室を含む288室を予定。

イオンモール 22年度にカンボジア3号店オープン 同国内最大級

イオンモールは10月6日、カンボジア3号店「イオンモール ミエンチェイ」を2022年度のオープンに向け着工すると発表した。同モールの計画地はプノンペン中心地から南へ約8kmに位置し、東南アジア最大級の都市開発プロジェクト”ING CITY”の開発が進められている地域。
同モールは敷地面積約17万㎡、延床面積約18万㎡、総賃貸面積約9万8,000㎡のいずれもカンボジア国内では最大級。ASEANで展開する同社モールの中でも最大規模となる予定。総合スーパーを核店舗に専門店約250店舗を予定。建物構造はRC造3層(一部4層)。