2019年中国対外直接投資統計公報によると、同国の2019年の対外直接投資額は前年比4.3%減の1,369億1,000万ドルとなり、2017年、2018年に続き前年実績を下回った。国連貿易開発会議(UNCTAD)のレポートによると、2019年の中国の対外直接投資額は日本に次ぐ世界2位となっている。
中国の2019年の国・地域別投資先をみると、1位が香港(906億ドル、構成比66.2%)、2位が英領バージン諸島(87億ドル、同6.4%)、3位がシンガポール(48億ドル、同3.5%)、4位がオランダ(39億ドル、同2.8%)、5位が米国(38億ドル、同2.8%)。米国向けは49.1%とほぼ半減している。「一帯一路」沿線国(63カ国)向けの投資は187億ドルと前年比4.5%増。2013年から2019年7年間の一帯一路沿線国への投資累計額は1,173億1,000万ドル。
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北京モーターショー2020開幕 各社が電動車の性能アピール
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、欧米の国際モーターショーが軒並み中止になっている中、中国・北京で今年初の世界最大規模の「北京モーターショー2020」が、9月26日始まった。同モーターショーは1990年から隔年開催されているモーターショーで、コロナの影響で開催を危ぶむ声もあったが、5カ月遅れの実施となった。
今回の代表機種は電動車で、中国市場における新エネルギー車の中核として、出展各社が電動車の性能をアピールしている。日産自動車は新型クロスオーバーEV「アリア」を中国初公開した。同社は2025年までに電動車9モデルを投入する計画。ホンダは中型SUVモデルのプラグイン・ハイブリッド車「CR-V PHEV」を発表した。2021年初に中国で同社初のプラグイン・ハイブリッド搭載車として発売する予定。