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東電,東レ,山梨県 再生エネで水素製造のシステム技術開発

東京電力ホールディングスと東レ、山梨県などは9月1日、再生可能エネルギーの電気で水素を製造し、熱利用するシステムの技術開発に共同で乗り出すと発表した。政府が脱炭素に取り組む企業を支援する2兆円基金の一部を活用する事業で、総事業費は約140億円、期間は2025年までの5年間。

住友商事・東急・富士通 鉄道業界でローカル5G活用の実証

住友商事(本社:東京都千代田区)、東急電鉄(本社:東京都渋谷区)、富士通(本社:東京都港区)の3社は8月31日、東急電鉄自由が丘駅(東横線・大井町線)で2021年12月よりローカル5Gを活用した線路の異常検知および運転支援業務の高度化に関する実証実験を開始すると発表した。この実証実験は、同日総務省の「令和3年度課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」に選定されたもの。
実証実験は2021年12月から2022年3月まで。列車や駅のホームに設置した高精細4Kカメラで撮影した映像をローカル5Gで伝送し、AIで解析することで、目視で行っていた線路巡視業務および車両ドア閉扉合図業務の効率化・高度化を目指すもの。これらの有効性の検証およびローカル5Gの性能評価などを実施し、課題の抽出や今後の実装および普及に向けた検討を行う。

東芝DS・SpeQtral 東南アの量子暗号ビジネスで協業

東芝デジタルソリューションズ(本社:神奈川県川崎市、以下、東芝DS)は8月31日、SpeQtral Pte.Ltd.(本社:シンガポール)と、シンガポールなどの東南アジアにおける政府機関や企業といった顧客の開拓、市場参入戦略の策定等に関する業務に係る協業について合意したと発表した。これに基づき両社は、東南アジアの潜在的なユーザーがデータ通信を保護するために、量子暗号通信の必要性を理解し、実装を検討し推進することを支援していく。

住友化学 半導体感光材の生産能力24年度に2.5倍に増強

住友化学は8月31日、半導体の基板に電子回路を焼き付ける際に使うフォトレジスト(感光材)の生産能力を、2024年度に現在の約2.5倍に引き上げると発表した。
数百億円を投じ、大阪工場(所在地:大阪市此花区)の製造ラインを増やすほか、韓国の100%子会社の東友ファインケムの益山工場(所在地:全羅北道益山市)に液浸ArFフォトレジストの製造プラントを新設する。大阪工場は2023年度上期、東友ファインケムは2024年度上期にそれぞれ稼働開始を予定。

カンボジアに8/30セブンイレブン1号店オープン

セブン‐イレブン・ジャパンは8月31日、子会社の米7‐イレブン・インク(所在地:米テキサス州)がカンボジアでのマスターフランチャイズ契約を締結しているALL Cambodia Co.,Ltd.(CPオールカンボジア)と、30日に首都プノンペンにセブン‐イレブン1号店を開店したと発表した。カンボジアでの出店は初となる。
店舗は、プノンペン郊外のプレク・プノフ地区のオフィスビル1階に出店し、24時間・年中無休で運営する。200アイテム以上の商品を取り扱う。カンボジアでは1号店を皮切りに今年度中に店舗数の拡大を計画している。カンボジアはセブンイレブンが進出する17番目の国・地域となる。

レノバ フィリピンの水力発電事業への融資契約締結

再生可能エネルギー事業を手掛けるレノバ(本社:東京都中央区)は8月27日、参画するフィリピン・イフガオ州のキアンガン水力発電事業に関して、フィリピン開発銀行など金融機関との間で26日、融資関連契約を締結したと発表した。
キアンガン事業は同社初の水力発電事業(設備容量17.4MW)であり、またフィリピンへの初めての出資となる。同事業は同国で水力発電プロジェクトの建設実績を持つ同国の大手建設会社Santa Clara International Corporationが担っている。

技研製作所 シンガポール下水道立坑工事に圧入工法採用

技研製作所(本社:高知市)は8月26日、製造販売する杭圧入引抜機「サイレントパイラー(R)」による圧入工法が、シンガポールの大深度下水道トンネルシステム(Deep Tunnel Sewerage System、以下、DTSS)の立坑工事に採用され、工事が進められていると発表した。この案件は、硬質地盤クリア工法を用いてハット形鋼矢板を圧入した同国初の工事となる。同社が機械を販売し、グループ企業のGiken Seisakusyo Asia Pte.Ltd.(本社:シンガポール)が指導員を派遣している。
シンガポールでは近年、硬質地盤の工事案件が像か傾向にある。今回の工事実績により、シンガポールでの工法提案力を一層強化できると考えている。