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スギ薬局 ベトナムのOmicareと業務提携で合意

スギ薬局(所在地:愛知県大府市)は7月16日、ベトナムで薬局型併設のドラッグストアで、EC事業を展開するOmicare Joint Stock Company(所在地:ベトナム・ハノイ市、以下、Omicare)と業務提携することで合意したと発表した。
スギ薬局グループで培ったトータルヘルスケアのビジネスモデルや商品供給に加え、互いの経営ノウハウの共有などを通して両社の事業展開を一層推進していく。

日鉄エンジ タイPTTEP社と天然ガス開発長期大型契約

日鉄エンジニアリング(本社:東京都品川区)は7月16日、タイのPTTEP社と天然ガス開発用のウエルヘッドプラットフォーム(以下、WHP)および海底パイプライン(以下、海底PL)の建設に関する長期大型契約:Bundled Project Phase3を締結したと発表した。
同プロジェクトは天然ガス開発のPhase1(2011~2015年)、Phase2(2015~現在実行中)に続く連続受注となる。このプロジェクトでは5年間にわたりWHP約40基、海底PL約280kmを建設する。受注金額は約1,000億円。

荏原 中国・合肥市のオーバーホール工場竣工

荏原製作所(本社:東京都大田区)は7月14日、海外グループ会社、合肥荏原精密机械有限公司(本社:中国安徽省)が7月8日にオーバーホール工場を竣工し、オープニングセレモニーを執り行ったと発表した。式典には合肥市政府をはじめとする社内外の関係者ら計およそ50名が参列した。
同工場の敷地面積は2万㎡。投資費用は約9,480万元(約14億円)。ドライ真空ポンプのオーバーホールおよびサービス&サポートを担う。2021年7月から稼働する。

川崎重工 タイの発電事業向けガスエンジン4基受注

川崎重工業(本社:神戸市中央区)は7月14日、シンガポールのJurong Engineering Ltd.(以下、JEL社よりタイの発電事業Ratch Cogeneration Expansion Project向けに、ガスエンジン4基を受注したと発表した。同プロジェクトは、タイの大手電力事業者Ratch Group Public Company Limited傘下のRatch Cogeneration Company Limitedが運営する110MW複合火力発電所に30MW級のガスエンジン発電所を建設するもの。
今回受注したガスエンジンは7.8MW級の新型ガスエンジン「KG-18-T」。JEL社はRatch Cogeneration Company Limitedから発電所建設業務を請け負っており、川崎重工業はJEL社にガスエンジン設備一式を2021年11月に出荷する予定。運転開始は2022年9月の予定。

パンチ工業 コロナ禍でベトナム工場を一時操業停止

精密金型部品の製造販売のパンチ工業(本社:東京都品川区)は7月13日、ベトナム工場の取引先企業で新型コロナウイルス陽性者が発生。接触のあった従業員3名が濃厚接触者と認定され、その他の従業員がその接触者と見なされ、結局全員に対し病院または自宅での隔離の指示があったためベトナム工場を当面の間、操業停止とすると発表した。
ベトナム工場で製造したカタログ品はグループの国内工場および海外工場に振り分けるほか、協力工場で対応する。

シャープ 唾液中の付着ウイルスも減らす 空気清浄技術

シャープは7月15日、独自の空気清浄技術「プラズマクラスター」に、付着した唾液中の新型コロナウイルスを減少させる効果がみられたと発表した。
島根大学、明海大学、京都工芸繊維大学の監修のもと、ウイルス対策として推奨されている湿度60%の条件下で、付着した唾液に含まれる変異株を含む新型コロナウイルスにプラズマクラスターイオンを2時間照射することにより、感染価が99.4%減少することも世界で初めて実証した。
空気中で浮遊するウイルスを減らす効果は2020年実証しており、今回落下した飛沫が机などに付着した場合を想定した。

三菱自 タイで日立物流と商用EVの実証実験で覚書

三菱自動車(本社:東京都港区)は7月15日、タイの製造・販売会社ミツビシ・モーターズ・タイランドは、日立物流のタイの物流会社Eternity Grand Logistics Public Co.,Ltd.(Eternity社)と6月9日、軽商用電気自動車(EV)の実証実験に関する覚書を締結したと発表した。
実証実験の期間は1年。日本で販売されている「ミニキャブ・ミーブ」をEternity社の輸送業務に活用する。Eternity社は今後、走行距離や充電状況、配送ルートなどのデータ集積を行い、EV普及に向けた環境整備の検証を進めていく予定。

阪和興業 インドネシア徳信鋼鉄がスラブ製造開始

阪和興業は7月12日、同社が10%出資するインドネシア・スラウェシ島の徳信鋼鉄有限公司(以下、徳信鋼鉄)が、6月28日にスラブの連続鋳造を開始したと発表した。これまでの製造品目、ビレット、線材、鉄筋に、新たにスラブが加わることで、インドメシア国内および「海外向けで徳信鋼鉄品の市場競争力がさらに強化されることが期待される。
徳信鋼鉄は2020年3月に第1高炉、2021年に2月に第2高炉をそれぞれ稼働。2021年6月の粗鋼生産実績は約34万トン、ビレット販売は約30万トンとなっている。第2高炉はスラブ用とブレット用の連続鋳造設備が併設されており、スラブの生産能力は最大で年間200万トンになる。2022年を予定している第3高炉稼働時には年間粗鋼生産600万トンとする計画。