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ヤマハ発動機 中国事業拡大へ蘇州での拠点拡充

ヤマハ発動機(本社:静岡県磐田市)は6月24日、中国におけるロボティクス事業の拠点、Yamaha Motor IM(Suzhou)Co.,Ltd.(YIMS)蘇州本社を、同じ蘇州工業園区内の新社屋に移転するとともに、人員を増強しロボティクス事業の多岐にわたる製品群を統合的に展示するショールームを同事務所に設置すると発表した。
昨年稼働した深圳新オフィス、ショールーム(所在地:広東省深圳市)と合わせ、今後はより充実した設備と環境で中国市場における事業の拡大を目指す。
蘇州の新社屋は延床面積約5,000㎡。各ビジネス部門のオフィスとショールームで迅速・的確なプロモーションができるほか、新規・既存ユーザー双方に向けたセミナーやトレーニングを実施できる施設を備えている。

貸し切りバス237社が事業休止・廃止 コロナ禍で

国土交通省の調査によると、新型コロナウイルスの影響を受け4月末時点で全国の貸し切りバス237社が事業の休止・廃止を国に届け出たことが分かった。内訳は休止が93社、廃止が144社。
貸し切りバス会社は日本国内に4,000社程度あるとされるが、長引くコロナ禍で継続を断念する事業者が増えている。訪日外国人が急減した2020年2月以降、「コロナ禍の影響」を理由とした届け出分を集計した。
地域別では関東が79社と最多で、九州(29社)、近畿(27社)、中国(22社)、中部(15社)と続いている。

三井不動産 中国・上海に海外初の駅ビル商業施設

三井不動産(本社:東京都中央区)は6月25日、中国・上海閔行(ミンハン)区に開発を進めている、海外初となる駅ビル商業施設の名称を「三井ショッピングパークららステーション上海蓮花路(レンファールー)」に決定したと発表した。同施設は2021年中に開業する予定。
ららステーション上海蓮花路は上海地下鉄1号線の「蓮花路」駅に直結している。同施設は地下1階、地上5階建て。延床面積は約3万1,000㎡、店舗面積は約1万6,500㎡。
上海では4月に浦東地区で開業した大型ショッピングセンター「三井ショッピングパークららぽーと上海金橋」に続く出店となる。

ロッテHD社長に玉塚氏が就任 創業家からバトン

ロッテホールディングスは6月26日、東京都内で定時株主総会を開き、経営トップの交代を決めた。新たに取締役に加わった元ローソン社長の玉塚元一氏が26日付で新社長に就任した。
総会では、昨年に続き創業家の兄弟間の長年の確執により、兄の重光宏之氏が会長兼社長の重光昭夫氏の取締役解任議案を株主提案したが、再び否決された。

塩野義ワクチン22年1月から最大6,000万人分供給可能

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)の手代木功社長は6月26日、開発中の新型コロナウイルスワクチンを生産・供給できる量が2022年1月から年間最大6,000万人分に倍増することを明らかにした。これまで生産能力的に3,000万人分としていた。
同社のワクチンは現在、第1、第2段階の臨床試験(治験)を国内で行っている。ワクチンの効き目などから供給量を拡大できる見通しになったという。
同社は提携先の医薬品製造会社、ユニジェンの岐阜県池田町の工場で生産設備を整備中。同社のワクチンは遺伝子組み換えタンパクワクチンと呼ばれるタイプ。すでにインフルエンザワクチンなどで実績がある技術。

TIS 中国AIoT企業、南京苗米科技と資本・業務提携

TISインテックグループのTIS(本社:東京都新宿区)は6月25日、中国のAIOT技術開発企業、南京苗米科技有限公司(Miaomi Technology、本社:江蘇省南京市、以下、苗米科技)と資本・業務提携したと発表した。
まず苗米科技の得意とする医療・介護分野で①中国国内の病院・介護施設に見守りサービスをSaaS型で提供②無線センシング技術を活用した認知症の共同研究-を推進する。

ウーブン 三菱ふそうと地図作成システムを共同研究

トヨタ自動車グループ会社、ウーブン・アルファ(所在地:東京都)は6月23日、開発中の自動地図作成システムを使い、三菱ふそうトラック・バス(本社:神奈川県川崎市)と共同研究を始めると発表した。道路や標識、信号などの位置関係を詳細に示す高精度地図を大型トラック向けの安全運転支援システムで活用し、効果や課題などを検証する。

「ウィンドウズ11」発表 米MS21年後半リリース

米マイクロソフト(MS)は6月24日のオンライン製品発表会で、パソコン向け基本ソフト(OS)の新製品「Windows(ウインドウズ)11」を発表した。2021年後半にリリースする。ウィンドウズの新製品は2015年の「10」以来、6年ぶり。
11はデスクトップ画面を一新。画面の下部中央に配置したスタートメニューを開くと、登録ソフトや「おすすめ」ソフトが表示され、利用者が必要なソフトを素早く見つけられるようにした。
スマートフォン向けOS「アンドロイド」用アプリに対応し、米アマゾン.コムのアプリ配信サービスからダウンロードすれば、スマホで利用しているアプリをパソコンでも操作できるようなる。