厚生労働省のまとめによる2020年平均の有効求人倍率は、前年度比0.45㌽低下の1.10倍だった。オイルショックの影響が続いた1974年度のマイナス0.76㌽以来、46年ぶりの下落幅となった。
総務省のまとめによる20年度平均の完全失業率は0.6㌽上昇の2.9%、完全失業者数は36万人増の198万人。いずれも09年度以来11年ぶりの増加となった。
2021年3月の有効求人倍率は(季節調整値)は前月比0.01㌽上昇の1.10倍だった。完全失業率(季節調整値)は2.6%で、同0.3㌽低下した。いずれも2カ月ぶりの改善。
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40年超の美浜・高浜原発 5月にも再稼働 福井県知事が同意
舶用水素燃料エンジン3社が共同開発で合意 川崎重工など
川崎重工、ヤンマーパワーテクノロジー、ジャパンエンジンコーポレーションの3社は4月27日、純国産エンジンメーカーとしての技術を結集するコンソーシアムを結成し、外航・内航大型船向けに、世界に先駆け舶用水素燃料エンジンを共同開発することに合意したと発表した。
3社は基礎燃料解析や素材などに共通技術要素で連携を図り、各社が2025年ごろの舶用水素燃料エンジンの市場投入を目指す。川崎重工が中速4サイクルエンジン、ヤンマーパワーテクノロジーが中・高速サイクルエンジン、ジャパンエンジンコーポレーションが低速2サイクルエンジンの開発に取り組む。これにより、様々な用途に対応可能なラインアップを同時並行で完成させる。
タカラバイオ 2種類の変異株を同時検出できるPCR試薬発売
地熱発電30年度に倍増目指す 自然公園法の運用見直す
小泉進次郎環境相は4月27日、2030年度の温室効果ガスの、2013年度比排出量46%削減に向けて、全国に60カ所以上ある地熱発電を倍増させる方針を明らかにした。
地熱発電の有力な場所が国立公園や国定公園に多く、自然破壊や温泉の枯渇、景観悪化などの懸念の声があり、円滑な開発・稼働が難しい。
こうした状況を踏まえ、環境省は発電開始まで10年以上かかっている期間を最短8年に縮め、国立・国定公園内で計画中の62件の稼働を早めるという。また、自然公園法などの運用を見直すほか「促進区域」を指定し、温泉水量の変化などをモニタリングすることで地域の理解を求める。
政府がこれまで掲げてきた目標では、30年度の総発電量に占める地熱発電の比率を1%としていた。ちなみに2019年度では0.3%にとどまっている。開発を早めてまず目標の達成を急ぐ。