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コシダカHD「カラオケまねきねこ」シンガポール子会社解散

カラオケなどエンターテインメント事業を主幹事業とするコシダカホールディングス(本社:東京都港区)は4月16日、シンガポールの連結子会社を解散すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、営業停止が続き、再開のめどが全く立たないことから、同国におけるカラオケ事業は困難と判断し、同子会社を解散および清算する。
同子会社はシンガポールでピーク時には11店舗のカラオケ店を運営。東南アジアにおける「カラオケまねきねこ」のモデル店舗の役割も果たしていた。
なお、中間持株会社KOSHIDAKA INTERNATIONAL PTE.LTD.を中心としたマレーシア、タイ、インドネシアへの東南アジア展開は継続していく。

新型EV新モデルが覇を競う「上海モーターショー2021」開幕

世界最大規模の自動車見本市「上海モーターショー2021」が4月19日、中国・上海市の上海国家会展中心で開幕した。国内外の自動車メーカーやIT系企業など約1,000社が参加し、中国政府が普及を後押しする電気自動車(EV)などの新モデルを展示した。出展でとくに目立つのがデザイン性豊かなEVモデル。日本勢ではトヨタ自動車やホンダが中国で人気の高いスポーツタイプの多目的車の新型EVを出展している。
中国は世界最大の自動車市場。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年の新車販売台数は前年比1.9%減の2,531万台だったが、2021年は4年ぶりのプラス転換が見込まれている。とくに中国政府が国策として後押しするEVなど新エネルギー車は好調で、20年も10.9%増の136万台と2年ぶりに増加している。EVの需要は大幅に伸びており、1台50万~60万円台の格安EVも人気を集めている

ホンダ 自動運転の走行実験で中国・深圳市のオートXと提携

ホンダは4月16日、中国の公道での自動運転車両の走行実験で、自動運転技術の研究開発(R&D)を手掛けるスタートアップ企業、深圳裏動智駕科技(所在地:広東省深圳市、オートX)と提携すると発表した。
ホンダの中国法人、本田技研工業(中国)投資(所在地:北京市)の全額出資子会社、本田技研科技(中国)(所在地:広東省広州市)が、オートXの自動運転技術を活用して広東省の公道で走行実験を進める。セダン「アコード」5台、「インスパイア」5台の計10台を活用、オートXが擁する「レベル4」(特定の条件下で走行を完全自動化)の技術を用いるという。

JAXAとANA 旅客機で温室効果ガスの排出量を細かく観測

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と航空大手ANAホールディングスは、温室効果ガスの排出削減に向けて日本各地の排出量を旅客機で上空から観測する取り組みを本格的に始めた。4月から羽田と福岡を結ぶ定期便で観測を始めた。
座席にセンサーを設置し、機内の窓から二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの濃度を観測する。JAXAはこれまで人工衛星から地球全体を広範囲に観測してきたが、今回は100m四方ごとと、より細かい範囲で濃度を観測できるという。

コロナワクチン 16歳以上への接種分9月中に全員分確保にメド

河野太郎行政改革担当相は4月18日、新型コロナウイルスのワクチンについて、米製薬大手ファイザー社との協議で、16歳以上への接種分を9月末までに確保できる見通しになったと明らかにした。河野氏は、菅首相がファイザー社のアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)と電話協議し、合意したと説明した。具体的な供給スケジュールや追加量については明かさなかった。

Jパワー 山口県の石炭火力発電所新設を断念 脱炭素の高まりで

石炭火力発電で国内大手のJパワー(電源開発、本社:東京都中央区)は4月16日、宇部興産とともに山口県宇部市で計画していた石炭火力発電所の建設を断念すると正式発表した。
国際的な脱炭素の流れで、二酸化炭素(CO2)の排出量の多い石炭火力発電への風当たりが強まっていることに加え、西日本エリアで電力需給の見通しから収益性が見込めないと判断した。
同地で60万KWの発電所2基の建設を計画していた。Jパワーは、脱炭素の逆風を受け、石油依存の経営からの脱却を急ぐ。

新型コロナワクチン1瓶で6回接種5/10以降 高齢者にも拡大

河野太郎行政改革担当相は4月16日、新型コロナウイルスワクチンの注射器について、5月10日以降1瓶当たり6回分接種できる特殊な器具を自治体に配送すると表明した。現在使用されている5回分しか接種できない注射器から切り替え、接種スピードを加速させるのが狙い。
政府は医療従事者向けにすでに「6回分」を配布しているが、相当量の確保見通しが立ったことで、5月10日の週の発送分から高齢者向けにも拡大する。

世界初 商用5G介した国産手術支援ロボットの遠隔操作実験

神戸大学、NTTドコモ、メディカロイドなどは4月16日、世界で初めて高速通信規格「5G」を利用して、国産手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」を遠隔操作する実証実験を開始すると発表した。
今回は、手術映像とロボットの制御信号をリアルタイムにほぼ遅延なく伝送する実験に成功した。今後実験を繰り返し、伝送速度の変動や情報セキュリティなどの課題を洗い出す。将来、遠隔地からの操作や手術指導に使うには解像度の高い大量の映像データを遅延なく伝送する必要があり、5Gの活用を実施していく。

塩野義 新型コロナ抗原検査でルミラ社と共同販売契約を締結

塩野義製薬(本社:大阪市中央区)は4月16日、新型コロナウイルスの抗原検査薬と測定機器をめぐり、ルミラ・ダイアグノスティクス・ジャパン(本社:東京都新宿区)と国内での共同販売契約を結んだと発表した。
検査薬と機器はルミラ社の英国本社(所在地:ロンドン)が開発したもので、簡便な抗原検査ながらPCR法に近い精度の検査ができるという。医療機関向けに5月下旬の共同販売開始を目指す。

時短協力金 11都府県の支給率に差 20~91% 福岡のみ100%

毎日新聞が1月から緊急事態宣言が再発令された11都府県を対象に行ったアンケート調査によると、営業時間の短縮要請に応じた飲食店への協力金の支給が一部で大幅に遅れていることが分かった。
3月末までの支給率は京都府20%、大阪府26%、東京都29%などと低い水準にとどまっており、飲食店からは悲鳴が上がっている。福岡県のみ100%だった。このほか、支給率の高い県では栃木県91%、埼玉県83%となっているが、他は52~68%と支給率に大きな差がある。