世界的な半導体需要の拡大を背景に、製造装置メーカー、国内最大手の東京エレクトロン(本社:東京都港区)が好業績を計上した。8月16日発表した2021年4~6月期連結決算は、純利益前年同期比77.8%増の1,003億円となり、四半期ベースで過去最高だった。供給が追い付かない半導体メーカーが生産増強のため、積極的に製造装置の手当に動いているためだ。
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中国7月自動車販売3カ月連続減少 新エネ車は好調持続
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国自動車工業協会(CAAM)がこのほど発表した7月の自動車販売台数は前年同月比11.9%減の186万4,000台で、5月以降3カ月連続で減少した。また、生産台数も5月以降、前年同月比で3カ月連続で減少している。これについてCAAMは、車載用半導体不足、原材料価格の上昇などが影響したことと、こくないで局地的に洪水に見舞われたこと、新型コロナウイルス(デルタ株)の急拡大などが自動車の生産と需要をを抑制したとしている。
販売台数の内訳は乗用車が前年同月比7.0%減の155万1,000台、商用車が同30.3%減の31万2,000台だった。うち新エネルギー車は前年同月の2.6倍の27万1,000台となった。中でも新エネルギー車の1~7月の累計販売台数は147万8,000台で、過去最高だった2020年通年の販売台数136万7,000台を超えた。
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リネット カンボジア中銀デジタル通貨普及へ実証に参画
リネットジャパングループ(本社:名古屋市中村区)はこのほど、国際協力機構(JICA)の「DX主流化に向けた情報収集・確認調査」の一環として、カンボジアにおける中央銀行デジタル通貨(バコン)の普及に向けた調査・事象事業に、協力企業として参画したと発表した。同事業は世界で初めて中央銀行が正式展開したデジタル通貨バコンのさらなる普及を目指す取り組みの一環。
リネットジャパングループはすでに、ソラミツ・ホールディングスAG(本社:スイス・ツーク、以下、ソラミツ社)との間で、カンボジアの中央銀行デジタル通貨を軸としたデジタルバンキングサービスの事業化に向けた合弁会社としてRenet Soramitsu Financial Technologies Co.,Ltd.(本社:カンボジア・プノンペン都、以下、RSFT社)を設立済みで、今回のプロジェクトでもソラミツ社との連携により、RSFT社を活用し事業調査を行っていく。
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ファーウェイの上半期売上高約3割減 米国規制で打撃
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)がこのほど発表した2021年1~6月(上半期)の売上高は、前年同期比29.4%減の3,204億元(約5兆4,468億円)だった。上半期ベースでは、2013年以降8年連続で2ケタ成長してきたが、一転大幅減となった。2020年の売上高は前年比3.8%増とプラス成長を維持していた。
米国政府の制裁措置で、同社はスマートフォン向け半導体チップの調達ができず、スマホの出荷量が急減、通信事業者向け製品も世界各国の通信業者からの受注に苦戦している状況にある。
英国調査会社オムディアの発表によると、2021年上半期の世界におけるスマホの出荷台数は前年同期比17.4%増となった。上位10社のうち首位のサムスンや2位の小米科技、3位のアップルなどの出荷台数がいずれも大幅増となる中、ファーウェイは66.9%減となり、世界シェアも13%から4%まで大きく後退した。
デパ地下・食品フロアの入場制限開始 コロナ対策で
大丸松坂屋百貨店、高島屋、阪急・阪神百貨店、そごう・西武、三越伊勢丹など各社は8月14日、食品フロアなどの入場制限を開始した。これは政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が12日発表した東京の「人流5割減」の提言を受けたもの。同分科会は対策の一つとして、デパートの地下食料品売り場などの人の流れ(=人流)の抑制を挙げ、強力に抑制してほしいと訴えている。
百貨店各社は、これまでの緊急事態宣言下での全館・部分を含め実施してきた「休業」という最悪の事態を避けるため、店内・フロアごとに様々な知恵や工夫を凝らし感染拡大防止対策を講じている。
百貨店では人流の多さと換気の悪さなどが加わって、阪神梅田本店(大阪市北区)で7月26~8月8日、地下1階と1階の食料品売り場を中心に従業員計145人が感染。伊勢丹新宿店(東京都新宿区)でも8月12日までの1週間で53人の感染が確認されている。