遺伝子医薬品の研究開発を手掛けるバイオ製薬企業、アンジェス(本社:大阪府茨木市)は7月26日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、400人規模の臨床試験(治験)を追加で行うと発表した。これまで実施してきた治験と比べ、接種量を増やすほか、新たな接種方法を追加することで、より高い有効性が得られる投与方法を検討する。厚生労働省と協議の結果、有効性を高めるための投与方法を検討する治験を追加することになったもの。
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インドMH州 25年度末までの新EV政策 EV化推進
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、インドマハラシュトラ(MH)州政府はこのほど、電気自動車(EV)など電動車両の普及・促進に向け、新たなEV政策を発表した。2018年に発表した既存のEV政策を更新し、新政策では達成期限を2025年度末までとして、需要と供給双方を刺激する具体策を盛り込んだ。
主なポイントは①2025年度末までに新規車両登録数のうち10%をEVとする②2025年度末までに州内の主要都市5カ所で公共交通機関とラストマイル配送車のうち25%をEVとする③既存の州営バスのうち15%をEVとする④EVの州別年間生産能力でインド国内トップを目指す⑤州内の主要都市7カ所と国道4号線沿いに計2,500カ所の充電ステーションを設置する-など。
ベトナム1~6月貿易収支赤字 米国向けの黒字拡大
日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、ベトナム税関総局が公表した貿易概況では、2021年上半期(!~6月)の輸出は1,583億3,524万ドル(前年同期比29.0%増)、輸入は1,593億2,794万ドル(同36.3%増)で、貿易収支は9億9,270万ドルの赤字となった。輸出入とも大幅な伸びを記録したが、2020年上半期が前年比前年同期比ほぼ横ばいだったことで急増した。新型コロナ流行前の2019年上半期比では輸出が29.2%増、輸入が31.8%増だった。
主要国・地域別にみると、対米国では輸出が455億7,689万ドル(同44.7%増)で1位、輸入は76億2,777万ドル(同9.0%増)で5位。この結果、対米の貿易収支は397億4,912万ドルの黒字(同54.9%増)となった。
対中国では輸出が245億3,121万ドル(同24.8%増)で2位、輸入が529億2,143万ドル(同52.2%増)で1位。この結果、対中の貿易収支は283億9,022万ドルの赤字となった。対日本は輸出が100億6,359万ドル(同8.2%増)で4位、輸入が106億8,123万ドル(同13.2%増)で3位。この結果、対日の貿易収支は6億1,764万ドルの赤字だった。