オリンパス タイで内視鏡診断普及へ医師育成を支援 2021年7月25日アジア-産業tec オリンパス(本社:東京都新宿区)は7月21日、内視鏡医が不足しているタイで内視鏡診断を普及させるため、日本の総務省が進める支援プロジェクトに参画すると発表した。内視鏡AI診断システムのタイおよび周辺国への導入・普及を目的としたプロジェクトに事業推進者として参画する。タイ消化器内視鏡学会と連携し、サイバネットシステムの協力のもと、タイで内視鏡AI診断システムの有用性や普及可能性に関する実証調査を実施する。
富士レビオ アルツハイマー病測定試薬の製販承認取得 2021年7月24日アジア-産業tec H.U.グループホールディングス(本社:東京都新宿区)は7月21日、連結子会社の富士レビオ(本社:東京都新宿区)がアルツハイマー病を対象疾患として「β‐アミロイド1-42」「β‐アミロイド1-40」の測定試薬を体外診断用医薬品として、医薬品医療機器総合機構(PMDA)に製造販売承認の申請を行っていたが、7月19日に製造販売承認を取得したと発表した。今後、同試薬が保険適用され次第、速やかに販売を開始する。
日本電産 台湾の鴻海とEVモーター製造で合弁検討 2021年7月24日アジア-産業tec 日本電産(本社:京都市南区)は7月21日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業と傘下の電気自動車(EV)製造子会社の3社で、EV用モーター製造販売の合弁会社設立を検討すると発表した。日本電産は鴻海が量産を目指すEV向けに駆動用モーターシステムを供給する考え。交渉がまとまれば12月末までに合弁会社設立の契約を締結する見通し。 合弁会社は台湾に本社を置き、日本電産が開発する駆動用モーターやインバーター(電力変換器)、ギアなどが一体となった「トラクションモーターシステム」を開発、生産する。
スズキとダイハツ トヨタ商用車連合に参画 開発協力 2021年7月24日アジア-産業tec スズキとダイハツ工業は7月21日、商用車の技術開発に向けて、4月にトヨタ自動車、日野自動車、いすゞ自動車の3社が設立した共同出資会社に出資すると発表した。電動化や自動運転などの先端技術の開発で協力するのが狙い。
デンカ 抗原迅速診断キットを販売開始 10分で判定 2021年7月23日アジア-産業tec デンカ(本社:東京都中央区)は7月20日、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスを一つのデバイスを同時に診断可能な抗原迅速診断キットを8月18日から販売すると発表した。このキットは新型コロナ変異株、アルファ株、ベータ株、ガンマー株、デルタ株、カッパ株に対応している。また、同キットはイムノクロマト法で特別な検査機器を必要とせず、一般の医療機関でも迅速かつ簡便に検査を行うことができる。 1つのキットで新型コロナウイルス抗原とインフルエンザウイルス抗原(A型・B型)を同時に10分で判定する。また、RSウイルス抗原迅速診断キットと、鼻咽頭ぬぐい液の検体共用が可能という。
クレハ 中国・常熟市でPVDFの設備増強 LiB需要増で 2021年7月23日アジア-産業tec クレハ(本社:東京都中央区)は7月20日、中国法人で完全子会社の呉羽(常熟)フッ素材料有限公司(所在地:中国江蘇省常熟市)が、常熟市内の新材料産業園区にフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)の製造設備を新設すると発表した。急速に拡大する車載用リチウムイオン電池(LiB)の需要に応える。第1期の年産規模は約1万トン。2024年春に完工、夏に稼働する予定。 クレハグループのPVDF生産は、いわき事業所で年産約6,000トン、中国の当該子会社で年産約5,000トンの製造設備を保有している。
ホンダ 半導体不足で8月に鈴鹿工場を5日間停止 2021年7月23日アジア-産業tec ホンダは7月21日、半導体不足の影響で部品調達が滞り、8月2~6日の5日間、鈴鹿製作所(所在地:三重県鈴鹿市)の稼働を停止すると発表した。8月に減産した分は、9月以降に休日に稼働させて補う。鈴鹿製作所では軽自動車「N-BOX」などを生産している。
トヨタ タイ全3工場で8日間生産停止 部品調達に支障 2021年7月23日アジア-産業tec トヨタ自動車は7月22日、タイの全3工場で7月21日から28日までの予定で生産を停止したことを明らかにした。タイ国内での新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い、部品調達に支障が出たためとしている。
中国時速600㌔リニア発表 試験走行時期明言せず 2021年7月22日アジア-産業tec 中国国有の鉄道車両大手、中国中車集団は7月20日、設計速度が時速600㌔に達するリニアモーターカーを発表した。同国のリニアモーターカーの技術はこれまでドイツなどから導入されてきたとみられるが、今回の600㌔については中国独自の技術で開発したとしている。ただ、実際に600㌔で試験走行する時期については明らかにせず不明。 600㌔リニアは5両編成で1両につき100人超が乗れる。最長で10両編成を想定している。今回の発表のポイントは制御システムで、600㌔リニアについて制御関連システムを含めて完成したと強調している。
モデルナ製5,000万回分追加 22年初め 3回目接種用も 2021年7月22日アジア-産業tec 厚生労働省は7月20日、早ければ2022年初めにも米モデルナと武田薬品工業から新型コロナウイルスワクチン5,000万回分 の追加供給を受ける契約を結んだと発表した。モデルナは3回目の追加接種(ブースター接種)用や変異ウイルスに対応したワクチンを開発中で、承認されればこのワクチンの供給を受けることも可能になるという。 モデルナ製ワクチンは、日本では武田薬品が治験、申請、流通を担っている。9月末までに計5,000万回分の供給を予定。今回の追加契約で日本への供給量は計1億回分となる。