カネカ(本社:東京都港区)は9月30日、新型コロナウイルスの4種類の変異株を同時に検出可能なリアルタイムPCR検査キットを、同日より販売開始すると発表した。同製品の希望小売価格は税込み21万7,800円(検査100回分)。
同キットは1回のPCR検査で、N501Y変異、E484K変異、E484Q変異、L452R変異の4つの変異株を同時に検出できるという。変異株の早期発見や感染拡大防止に貢献していく。
「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ
富士フィルム 豪の再生医療CynataとiPS細胞製品の製造受託
三陽商会 PETボトル回収から再生,ECOALF Tシャツ10/8発売
ファストリ 「Microfibre 2030 Commitment」に署名
ファーストリテイリングは9月28日、マイクロファイバーによる自然環境への影響を最小化する国際的取り組み「Microfibre 2030
Commitment」に署名したと発表した。同取り組みは、衣料用繊維に起因するマイクロファイバーの問題に取り組む国際NPOのマイクロファイバーコンソーシアムが新たに設立したコミットメント。マイクロファイバーによる環境への影響ゼロを目指し、2030年までにグローバルで250社の企業が加盟して、研究・試験結果のデータベースと評価システムが業界全体で採用されていること、またマイクロファイバー放出量の基準値を策定し、それを加盟企業の80%が採用し、環境への放出を管理できている状態を目指す。ファーストリテイリングは、2019年9月からアソシエイトメンバーとして、マイクロファイバーコンソーシアムに参画している。
三井化学 韓国SKCとのポリウレタン原料事業の合弁解消
日立 EVのタイヤホイールに直接モーター,航続距離2割増
トヨタ 34万円の立ち乗りEV発売 フル充電で14km走行
トヨタ自動車は10月1日、立ち乗りタイプの三輪電動モビリティ「C+walkT(シーウォークティー)」を発売したと発表した。小型の電気自動車(EV)と位置付け、空港やショッピングモールのほか、公園や私道での利用を想定する。今後は座り乗りタイプの販売も予定する。シーウォークティーは立ち乗りタイプで、高さは121cm、全長を70cmと歩幅程度の長さにすることで、周囲への圧迫感を抑えた。走行時に足を載せるステップの高さ15cmで乗り降りしやすくしている。
ハンドル左右のアクセルレバーを操作するだけで発進、加速、減速、停止ができるようにした。速度は時速2~10kmの6段階に設定できる。フル充電に2時間30分を要し、約14km走行することができる。公道(車道と歩道双方)での走行は規制されている。価格は約34万円から。
イセ・フーズ 82億円投じAI導入の鶏卵場はシンガポール最大
鶏卵生産大手、イセ食品(東京本社:東京都千代田区)のオーナー、伊勢彦信氏が出資するイセ・フーズ・ホールディングス(本社:シンガポール、以下、IFH)が1億シンガポールドル(約82億円、1シンガポールドル=約82円)を投じ、シンガポールで設置した鶏卵農場の生産能力は、完全稼働時に年間3億6,000万個と同国内最大の養鶏場となる見通し。また、初生びな(ふ化したばかりのひな)が500万羽となる見込み。
同施設は、イセ食品が持つ種鶏の育成から採卵までの一貫生産システムを導入。鶏の育成から卵生産までを一貫生産する最新鋭施設となる。鳥インフルエンザなどの防疫体制のノウハウも取り入れる。また、シンガポール国立大学と協力して、鶏の健康状態を確認するのに人工知能(AI)を導入するなど、日本とシンガポールの共同開発による最新技術を導入する方針。2022年から2024年まで順次、稼働していく予定。
IFHはシンガポール食品庁と9月10日、同国で養鶏場を開発する覚書を締結。IFHはこれに基づき、養鶏場を設置する約13haの農地をリースを受ける。