新型コロナウイルスの感染者が世界で3番目に多いインドが感染拡大の「第2波」に見舞われている。政府が4月4日に発表した直近24時間の新規感染者は9万3,000人を超え、9万人台で推移した2020年9月のピーク時と同水準に達した。
とくに商都ムンバイがあるマハラシュトラ州の感染状況が深刻で、インド全土の過半数を占めている。このため同州は夜間の外出制限が始まっている。また、ロックダウンも予定されている。
こうした状況にあることからインド国内でのワクチン需要が高まっており、同国産ワクチンの外国への供給に遅れが生じる見込みだ。
日本時間4月4日現在、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、新型コロナウイルス感染者数は1,248万5,509人、死者16万4,623人となっている。
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20年飲食店倒産715件 2年連続700件超え 酒場・ビヤホール最多
帝国データバンクのまとめによると、2020年度の飲食店事業者の倒産リスクは715件に上った。2年連続の700件超えとなり、過去3番目の高水準となった。これは飲食事業を主業とする事業者(法人・個人事業者)で法的整理かつ負債1,000万円以上を対象としたもの。
月別でみると、新型コロナウイルス感染拡大第3波発生の12月以降は、営業時間短縮の協力金などもあって前年度を大幅に下回った。業態別にみると、「酒場・ビヤホール」が183件(構成比25.6%)で最多となり、2019年度を上回って2000年度以降で最多を更新した。次いで「中華・東洋料理店」99件(同13.8%)、「西洋料理店」92件(同12.9%)、「日本料理店」67件(同9.4%)が続く。
負債規模別でみると、「5,000万円未満」が562件(構成比78.6%)で最多。「5,000万~1億円未満」が76件(同10.6%)で、6年ぶりに構成比が10%を超えた。
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日本の大企業・製造業景況感 1年半ぶりコロナ前水準に回復
日銀が4月1日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業・製造業で2020年12月の前回調査から15ポイント改善し、プラス5だった。プラスになるのは2019年9月以来1年半ぶりで、新型コロナウイルス感染拡大前の水準を回復した。改善は3四半期連続。大企業・非製造業は4ポイント改善のマイナス1だった。しゅくはく・飲食業などのサービス業は苦境が続き、業況は二極化の傾向が強まっている。
大企業・製造業の改善が目立ち、海外経済の回復を背景に16業種中13業種に上った。「自動車」は23ポイント改善しプラス10と、1年半ぶりにプラスとなった。「非鉄金属」は24ポイント改善のプラス15、「生産用機械」も29ポイント改善のプラス8となった。