英オックスフォード大学の研究者らのまとめによると、新型コロナウイルスのワクチンの接種回数が4月25日までに、世界全体で10億回を超えた。データベースによると、25日までに投与された計10億回のうち約2億2,500万回が米国での接種。以下、中国が約2億2,000万回、インドが約1億3,800万回、英国が約4,500万回で続く。
ただ、世界人口の2割弱を占めるアフリカ大陸での接種回数は計1,677万回にとどまっている。また、低所得国での接種は進んでおらず、ワクチン配分の不均衡が続いている。
米ジョンズ・ホプキンス大学によると、集団免疫の獲得には7割以上の接種が必要だと考えられており、全世界の人口の7割以上の接種が完了するまでは1年半はかかるとみられる。
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WFP ミャンマー半年で新たに340万人が食糧難の恐れと分析
国連世界食糧計画(WFP)はこのほど、ミャンマーで今後半年間に食糧難に陥る人が340万人増加するとのレポートを公表した。同国では2月1日の国軍によるクーデターが起こる前の時点で、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって280万人が食糧難の状態にあったと指摘。
そして、クーデター後、国軍に対する国民の大規模な抗議活動を含めた、深刻な経済混乱で経済が停滞、3月末から6カ月間、この経済混乱が継続すると仮定した場合、同期間でとくに都市部で新たに340万人が食糧難に陥ると分析している。
ミャンマーはコロナ禍による経済悪化はあったものの、世界銀行は2020年12月時点で2020年10月~2021年9月の経済成長率を2.0%と見込み、中期的には平均7%台の成長率が期待できるとしていた。