「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

20年の飲食店倒産780件で過去最多 負債額5,000万円未満約8割

帝国データバンクのまとめによると、2020年の日本国内飲食店事業者の負債額1,000万円以上の倒産は、780件発生し過去最多となった。
業種別でみると「酒場・ビヤホール」が189件(構成比24.2%)で最多。次いで「中華・東洋料理店」105件(同13.5%)、「西洋料理店」100件(同12.8%)、「日本料理店」79店(同10.1%)と続く。負債規模別にみると、「5,000万円未満」が620件(同79.5%)で最多。一方、負債額50億円以上の倒産は2013年以降8年連続で発生していない。

日本 ビジネス往来含め新規入国の全面停止へ コロナ急拡大で

日本政府は1月5日、新型コロナウイルス感染の水際対策強化のため、中国や韓国など11カ国・地域との間で合意しているビジネス関係者の往来を一時停止する方向で調整に入った。政府は新型コロナ感染急拡大を受け、特別措置法による限定的かつ集中的な緊急事態宣言の再発出を決めており、この実効性をより高める方策の一環。

ASEAN6カ国の10月自動車販売17.8%減 回復足踏み ベトナムのみ増

日本貿易振興機構(ジェトロ)のASEAN自動車連盟の統計を基にした集計によると、2020年10月のASEAN主要6カ国(タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、シンガポール)の自動車販売台数の合計は、前年同月比17.8%減の24万4,131台となった。
同諸国の自動車販売は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が最も顕著にみられた2020年4月の前年同月比81.5%減を底に以降、9月(14.2%減)まで改善・回復基調が続いていた。しかし、10月はベトナムを除き足踏み状態となり、わずかながら再び悪化した。
国別にみると、ベトナムが前年同月比14.9%増とプラスに転じたものの、タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピンで悪化した。この結果、1~10月の6カ国の合計は前年同期比34.2%減の185万9,078台となっている。

20年交通事故の死者2,839人で4年連続最少更新 初の3,000人割れ

日本の警察庁のまとめによると、2020年に交通事故で死亡した人は全国で2,839人と前年比376人減少した。1948年に統計を取り始めてから初めて3,000人を下回り、4年連続で過去最少を更新した。
都道府県別の死者は東京が155人と最も多く、次いで愛知154人、北海道144人、神奈川140人などと続いている。東京の死者が全国で最も多くなったのは53年ぶり。

厚労省 看護系大学に大学院生や教員の医療現場への派遣を要望

厚生労働省は、全国にある看護系の大学およそ280校に対し、看護師の免許を持つ大学院生や教員を医療現場に派遣するよう要望している。派遣先は、新型コロナウイルスに感染した患者を受け入れている医療機関や療養施設などで、都道府県が指定した「ナースセンター」に登録すると、希望する日程や勤務地などに応じて派遣先を調整してくれる。賃金は派遣先の医療機関や都道府県から支払われるという。