欧州連合(EU)は4月19日、オンライン形式で外相会合を開き、中国の海洋進出への対応を念頭に置いた「インド太平洋戦略」を策定する方針で合意した。欧州委員会などが9月までに具体案をまとめ、加盟各国に提案する予定。
外相らは合意した文書で、インド太平洋での「人権や航行の自由を含む国際法」の維持に向けた活動を強化する方針を示している。また、中国が軍事拠点建設を進める南シナ海の「自由でオープン」な航行の重要性を訴えており、対中国への意図が強く反映されている。
「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ
元 慰安婦の請求却下 日本の「主権免除」認定 韓国地裁
理研・東大・京大 新型コロナの超高感度世界最速検出技術を開発
大阪・関西万博にドイツ・フランスなど新たに6カ国参加
大阪府 国に緊急事態宣言の発令を要請 3週間から1カ月程度
JAXAなどに中国人民解放軍の指示受けたハッカー集団がサイバー攻撃
NASA 火星で小型ヘリコプターの飛行に成功 地球以外の惑星で初
日本の20年度輸出入額 コロナ禍でリーマS以来の下げ幅
財務省が4月19日公表した2020年度の貿易統計(速報、通関ベース)によると、コロナ禍により世界経済が低迷した影響で、輸出入額ともにリーマン・ショック後の2009年度以来の下げ幅となった。輸出は前年度比8.4%減の69兆4,873億円、輸入も同11.6%減の68兆1,803億円だった。
国別では米国への輸出は、自動車(16.5%減)や原動機(25.7%減)などの落ち込みで16.5%減、EU向けも輸出入額が減少した。一方、コロナ禍からいち早く回復した中国向け輸出あ非鉄金属やプラスチックなどが大幅に増え、過去最高の15兆8,997億円(9.6%増)となった。この結果、貿易収支は1兆3,070億円で3年ぶりの黒字だった。