「アジア-社会」カテゴリーアーカイブ

新型コロナ 世界の感染者1,814万人 死者69万人に

米国ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、日本時間8月4日午前3時時点で、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で1,814万人、死者は69万人に上っている。世界の多くの国々が、社会経済活動とのバランスを取りながら対応していることもあって、感染者の増加ペースはいぜんとして衰えていない。
感染者が突出して多い米国は468万7,828人となっているほか、ブラジル273万3,677人、インド180万3,695人、ロシア85万4,681人、南アフリカ51万1,485人。死者も米国が15万5,062人と最も多く、以下、ブラジル9万4,104人、メキシコ4万7,746人、英国4万6,295人、インド3万8,135人となっている。

日本のコロナ関連倒産406社に 飲食・宿泊業に深刻な打撃

帝国データバンクのまとめによると、新型コロナウイルスの影響で経営破たんした企業は8月3日午後4時までに、法的手続きをとり倒産した企業と、事業を停止して法的整理の準備に入った企業を合わせ406社に上った。
業種別にみると居酒屋やレストランなどの飲食店が最多の56社、ホテルや旅館の宿泊業が48社、アパレルの販売と食品卸がそれぞれ25社で続いている。都道府県別では東京都が97社と最も多く、次いで大阪府が41社、北海道が23社で続いている。
今後について、感染確認者数が突出して多い東京都や大阪府で、飲食業などに都や府が営業時間の短縮を要請していることから、飲食業はさらに一段と厳しい状況に陥るおそれがある。

コロナで結婚式延期・中止3~7月で17万組 損失6,000億円

日本の全国の式場ホテルなどが加盟する公益社団法人 日本ブライダル文化振興協会のアンケート調査を基にした推計によると、今年3月から7月までにおよそ17万組の結婚式が延期や中止となり、業界全体の経済的損失はおよそ6,000億円に上ることが分かった。カップル数でいえば、年間の挙式数はおよそ30万組だから半分以上に影響し、損失は年間の推計市場規模の42%にあたるとみられる。

男性81.41歳 女性87.45歳 日本人の平均寿命男女とも過去最高

厚生労働省の調べによると、2019年の日本人の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳で、いずれも過去最高を更新したことが分かった。前年から男性は0.16歳、女性は0.13歳それぞれ伸びた。過去最高の更新は男性が8年連続、女性が7年連続となった。
海外の国・地域との比較では、男性は香港、スイスに次ぐ3位、女性は香港に次ぐ2位で、いずれも前年と同順位だった。

日本 米国ファイザーとコロナワクチン6,000万人分で基本合意

加藤勝信厚生労働相は7月31日、米国の製薬大手ファイザーが開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、2021年6月末までに日本側が6,000万人分の供給を受けることで基本合意したと発表した。新型コロナのワクチンを、製薬会社との間で供給を受けることに合意したのは初めて。

台湾の李登輝元総統が死去 親日家で台湾の民主化に尽力

1986年、台湾出身者として初めて総統に就任、1966年に直接投票による初の総統選挙を実現させるなど台湾の民主化に尽力した李登輝元総統が7月30日、台湾市内で多臓器不全などのため亡くなった。97歳だった。
蔡英文総統は哀悼の意を示すとともに、台湾の民主化を進めた李元総統の功績を称えた。日本の統治下にあった台湾で生まれた李氏は日本語が流暢で、2000年に総統退任後、文化交流などで日本をたびたび訪れるなど親日家として知られている。

ガートナー 20年世界5Gネット・インフラ支出は倍増の81億ドル

世界有数のリサーチ&アドバイザリー企業、ガートナー(本部:米国コネチカット州スタンフォード)は7月28日、世界の5Gネットワーク・インフラストラクチャの支出が、2020年は前年のほぼ2倍の81億ドルに達するとの見通しを発表した。
2020年の世界の無線インフラストラクチャ支出総額は前年比4.4%減の381億ドルに達すると予測される。5Gネットワーク・インフラストラクチャの支出は、2019年には通信サービス・プロバイダーによる無線インフラストラクチャ支出全体の10.4%を占めていた。2020年にはこの数字が21.3%に達する見通し。

インドネシア・バリ島の観光7/31から国内旅行者対象に順次再開

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、インドネシア・バリ州のワヤン・コステル知事はこのほど、バリ島の観光を順次再開する計画を発表した。まず国内旅行者を対象に7月31日から受け入れを再開し、9月11日以降、海外からの受け入れを開始する予定。
バリ州統計庁のデータによると、同州の1~3月の経済成長率はマイナス7.7%と大きな打撃を受けている。4月からの入国規制の強化に伴い、5月にバリを訪れた海外旅行者の数はわずか36人にとどまり、前年同期の48万3,900人から激減している。

新型コロナで解雇・雇い止め4万人超え 月1万人ペースで増加

厚生労働省のまとめによると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う解雇・雇い止めの人数(見込みを含む)が、7月29日時点で4万32人に上り、初めて4万人を超えたことが分かった。
厚労省は2月から全国の労働局やハローワークを通じて日々の最新状況を集計しており、最新のデータでは月1万人ペースで増えている。ただ、これらは当事者が窓口などに相談に訪れた人数で、実際には解雇や雇い止めの人数はもっと多いとみられる。

日本のコロナ感染者1,264人 1日で初の1,000人超え 岩手で初確認

日本の新型コロナウイルス感染者が全国で急増しつつある。都道府県のまとめによると7月29日、新たに発表された感染者は全国で1,264人に上り、1日の感染者が初めて1,000人を超えた。大阪府が221人と初めて200人を超えたほか、愛知県など全国の8府県で最多の感染者を確認した。また、岩手県で初めて2人の感染が発表され、全国の47都道府県すべてで感染が確認された。
この結果、国内の累計感染者は空港の検疫などを含め3万3,508人、クルーズ船の乗客・乗員712人を合わせ3万4,220人となっている。また、亡くなった人は国内で感染した人が1,006人、クルーズ船での乗船客13人の合わせて1,019人となった。
1,000人以上の感染者が確認されている都道府県は、東京都1万1,861人、大阪府3,651人、神奈川県2,354人、埼玉県2,196人、福岡県1,635人、千葉県1,562人、愛知県1,452人、北海道1,404人、兵庫県1,105人の9都道府県に上っている。