「経済」カテゴリーアーカイブ

令和3年の新年一般参賀はコロナ禍で実施見送りへ 12月発表

毎年正月2日に皇居で行われる新年一般参賀について、令和3年(2021年)は新型コロナウイルスの影響で実施されない見通しとなった。新年一般参賀が見送られるのは、昭和天皇の逝去を受けて行われなかった、平成2年(1990年)以来となる。
日本列島で新型コロナの再拡大が続く中、全国各地から多くの人たちが1カ所に集まって接近、”密”が避けられない、一般参賀の特殊な状況を踏まえ、宮内庁が実施を見送る方向で調整を進めていることが分かったもの。11月中に最終決定し、12月初めまでに発表する方針。

ローソン 札幌・福岡市の直営7店舗でフードデリバリサービス

ローソン(本社:東京都品川区)は11月13日、日本のコンビニエンスストアで初めてfoodpanda Japan(本社:東京都港区)が運営するフードデリバリーサービス「foodpanda(フードパンダ)」の取り扱いを11月17日より、北海道・札幌市と福岡市の直営店7店舗で開始すると発表した。これによりローソンのフードデリバリーサービスの取り扱い店舗数は22都道府県の1,140店舗となる。
foodpandaは、アジアの12の国と地域の300以上の都市で展開しているフードデリバリーサービス。

明治 中国・上海にアイスクリーム生産拠点を新設

明治(本社:東京都中央区)は11月13日、中国事業を統括する100%出資子会社、明治(中国)投資有限公司を通じて、明治制果食品工業(上海)有限公司に増資し、アイスクリーム生産拠点を新設すると発表した。増資額は6億5,000万人民元(約103億円)で、2023年度より生産を開始する計画。中国におけるアイスクリーム事業の拡大に対応し、海外市場での持続的な成長基盤を確立する。

工作機械の10月受注額823億円余の5.9%減で25カ月連続減

日本工作機械工業会のまとめによると、10月の工作機械受注額(速報)は前年同月比5.9%減の823億2,100万円と、25カ月連続で前年実績を下回った。内需は13.6%減の288億6,600万円と23カ月連続で減少。9月に持ち直しの気配がうかがわれた外需も1.1%減の534億5,500万円にとどまり、2カ月ぶりに減少した。

パナソニック 持株会社に トップ交代 社長に楠見氏

パナソニック(本社:大阪府門真市)は11月13日、常務執行役員の楠見雄規氏(55)が2021年6月24日付で社長に昇格する人事を発表した。津賀一宏社長(64)は代表権のない会長になる。
また、同社は2022年4月に持株会社制へ移行し、社名を「パナソニックホールディングス」に変更する。社長交代と持株会社化で、低収益事業の整理成長軌道への早期復帰を目指す。

19年の世界のはしか死者20万人超え ワクチン接種を WHO

世界保健機関(WHO)と米国疾病対策センター(CDC)は11月12日、はしかにより2019年に死亡した人が世界で20万7,500人に上ったとの推計を発表した。2018年の約14万人から大幅に増えた。2016年に約9万人と過去最低レベルになっていたが、2017年から増勢に転じており、WHOは各国にワクチン接種を呼び掛けている。

コロナ感染症治療薬の開発を目的とした新会社設立 5社が合弁 

ペプチドリームなど5社は11月12日、新型コロナウイルス感染症治療薬の開発を目的とした合弁会社「ペプチエイド(PeptiAID Inc.)」を設立することで合意したと発表した。
5社はペプチドリームほか、富士通、みずほフィナンシャルグループの連結子会社、みずほキャピタル、竹中工務店、キシダ化学。ペプチエイド(本社:神奈川県川崎市)の資本金は5億9,900万円(2020年12月末予定)で、出資比率はペピチドリーム25.0%、富士通25.0%、みずほキャピタル24.9%、竹中工務店16.7%、キシダ化学8.3%。
新会社では治療薬の候補化合物について、ペプチドリームから譲渡を受け、前臨床試験からヒトでの有用性確認に必要となる前期の臨床試験までを最短で実施することを目指す。臨床試験の後期以降は、各地域で高い開発力を有する製薬企業との共同開発等を通じて、開発タイムラインの最適化、および早期実用化を目指す。

IEA 20年の再生可能エネルギー発電能力198GWで過去最高

国際エネルギー機関(IEA)は11月10日、2020年の再生可能エネルギーの発電能力が前年比4%増加し、過去最大の198GW(ギガワット)に上る見通しとする「再生可能エネルギーに関する年次報告書」を発表した。5月の予測では167GWとしていたが、9月までの月次容量追加状況が予想を上回ったことから上方修正した。
電源別にみると、発電能力増加をけん引したのは風力発電(前年比8%増)と水力発電(同43%増)。国別にみると、発電能力の増加にとくに寄与したのは中国と米国で、ともに前年比約30%増となった。
2021年の発電能力は前年比10%増の218GWを見込む。

スー・チー氏の与党NLD過半数の議席確保 ミャンマー総選挙

ミャンマーの選挙管理委員会は11月13日、8日投票が行われた総選挙(上下両院選)でアウン・サン・スー・チー国家最高顧問率いる与党、国民民主連盟(NLD)が計346議席を得たと発表した。非改選を含む両院計で過半数の維持を決めた。スー・チー氏の政権は2期目に入る。今回の総選挙はこの5年間のスー・チー政権への初めての審判だった。