米国自動車用アルミ鍛造工場の生産能力増強

米国自動車用アルミ鍛造工場の生産能力増強

神戸製鋼(60%)、三井物産(25%)、豊田通商(15%)の3社合弁により、米国で自動車サスペンション用アルミ鍛造部品を主力に製造・販売している「コウベ・アルミナム・オートモーティブ・プロダクツ社(以下、KAAP社)」は、需要拡大に対応するため、生産設備を増強する。
今回の増強に伴う設備投資額は約5300万米㌦(約58億円)で、溶解鋳造1ライン・鍛造プレス2機など新たに導入し、2018年秋ごろから順次稼働を開始、2019年初での完成を目指す。完成後は溶解鋳造4ライン・鍛造プレス10機の体制となり、生産能力はプレス8機体制時の月間75万本から同97万本となる。
KAAP社は2005年の操業開始以来、北米のアルミ鍛造サスペンション市場でトップシェアを保持している。