経済活動の段階的再開による新型コロナウイルス感染者の急増を受けて、インド・タミルナドゥ州政府は6月15日、州内の一部で6月19日から30日までの間、これまでよりも厳しいロックダウン(トータル・ロックダウン)を実施すると発表した。対象となるのは州都チェンナイ市、カンチプラム県、ティルバルール県、、チェンガルペット県で、同期間中、経済活動や人の移動が大幅に制限される。
同州政府によると、6月17日時点の累計感染者数は州全体で5万193人で、このうちチェンナイ市で3万5,556人が確認されている。直近では州全体で連日2,000人近いペースで増えており、そのうち約7割をチェンナイ市が占めている。