新型コロナ 経済再開で世界の感染者増加ペース加速 死者50万人に迫る

米国ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによると、米国東部の6月26日午後4時(日本時間27日午前5時)時点の新型コロナウイルスの世界全体の累計感染者数は968万2,000人、死者数は49万1,000人に上った。同大は毎日、感染者数などを過去に遡って修正している。ニューヨークなどに比べ感染者数が少なく、早期に経済活動を再開した米国南部やインドで、ここへきて新規感染者数が急拡大しており、新興国でも感染者増加のペース鈍化の兆しはみえていない。
世界全体の1日あたりの新規感染者数は6月25日集計分で約17万8,000人で、19日の約18万人に次いで過去2番目の水準を記録している。国別の1日あたりの新規感染者数では米国が4万人に迫り、ブラジルをわずかに上回り世界最多となった。3番目のインドは約1万7,000人で、3日連続で過去最多を更新している。経済活動再開と感染抑止の”舵取り”の難しさが、各国・地域で浮き彫りになっている。