東京商工リサーチのまとめによると、2020年1~10月に全国で休廃業・解散した企業は4万3,802件(前年同期比21.5%増、速報値)で、2019年の年間件数(4万3,348件)を上回った。2000年に調査を開始して以降、最多だった2018年(4万6,724件)を大幅に上回るペースで推移している。
4万3,802件を産業別でみると、最多はサービス業ほかの1万3,655件(構成比31.2%)、以下、建設業が7,452件、小売業が5,474件、製造業が4,793件と続いている。これらの産業を細分化した業種別では、飲食店が1,489店(前年同期比9.5%増)、飲食料品小売業1,256件(同8.4%増)でともに1,000件を超えた。また、アパレル、介護、娯楽関係も軒並み増加した。