ANAホールディングスは10月29日、2022年3月期の連結最終損益が1,000億円の赤字(前期は4,046億円の赤字)になるとの見通しを発表した。これまでの35億円の黒字予想をから一転、2期連続の大幅赤字となる。新型コロナウイルスにより航空需要が激減し、回復が予想より大幅に遅れているため。このため、2025年度末までに航空事業の人員を、2020年度末比で約9,000人減らす計画を明らかにした。
今期の連結売上高の予想は前期比45%増の1兆600億円と、従来予想から3,200億円下振れする。営業損益は1,250億円の赤字(前期は4,647億円の赤字)と1,530億円下方修正した。売上高は2020年3月比で46%減の見込み。