森ビルは1月24日、運営する六本木ヒルズ(所在地:東京都港区)のコラボレーションパートナー、コカ・コーラボトラーズジャパンと日本コカ・コーラ、世界50カ国でリサイクル事業を展開するトムラ・ジャパンと共同で、2021年11月18日より都市部の事業所における資源循環モデルの構築と持続的運用に向けた実証実験を開始したと発表した。
この実証実験は、六本木ヒルズにおいて事業系PETボトルの新たな資源循環モデルの確立を目指す日本初の取り組みで、環境省「令和3年度バイオプラスチックおよび再生材利用の促進に向けた調査・検討委託業務」の一環の「環境省プラスチックの資源循環に関する先進的モデル事業」として実施される。六本木ヒルズ森タワー内の実証実験対象エリアで発生した使用済みペットボトルを、専用の自動回収機(RVM)と既設の分別回収BOXで回収。飲料用ペットボトル容器として再生させる「ボトルtoボトル」リサイクルの具現化を目指し、排出事業者と飲料メーカー、リサイクラーの協働による新たなシステムの構築および運用に挑戦する。
今後はこの実証実験の結果を踏まえ、六本木ヒルズ全体や森ビルが運営する他の再開発プロジェクトでも応用できる資源循環の事業モデルを検討する予定。