タカラバイオ(本社:滋賀県草津市)は3月7日、「mRNA(メッセンジャーRNA)」ワクチンを効率的につくるための開発用試薬を同日より発売すると発表した。国内企業による発売は初。
日本で実用化されている米ファイザーや米モデルナの新型コロナウイルスワクチンは、このmRNAタイプのワクチンで、今回同社が発売したのはこのワクチンを製造するために使う研究用試薬となる。ワクチンの実験段階で活用するもので、人に投与するワクチン製造では使えない。医薬品の製造基準に則した試薬は現在開発中で、今後順次発売していく。