ANAホールディングス(所在地:東京都港区)とエアージャパン(所在地:千葉県成田市)は3月8日、アジアなど中距離路線への就航を予定する国際線の新ブランドを「Air Japan(エアージャパン)」に決めたと発表した。2023年度の後半に運航を始める計画。基本的な運賃は格安航空会社(LCC)並みに抑え、ANAなどフルサービスキャリアのようなサービスもオプションとして提供する。新型コロナウイルス禍収束後を見据え、回復が見込まれる観光需要を取り込む。
現在、アジア路線などでANAブランドの運航を手掛けるエアージャパンが運航する。米ボーイングの中型機「787」を使用し、成田を拠点にアジア・オセアニア方面に就航する。具体的な就航先や就航時期は今後詰める。
同社はANAブランドの運航も続け、客室乗務員(CA)はANAブランドとAir Japanを兼務する。1つの会社で2つのブランドを運航するのは国内で初めてという。