東京商工リサーチが酒場、ビヤホール(居酒屋)を運営する主要337社を対象に集計した2021年度決算によると、居酒屋の43.6%が赤字経営となっているほか、「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」の発令が繰り返し続いた厳しい営業環境で、市場規模はコロナ前の4割に縮小したことが明らかになった。
売上高合計は前期比19.5%減の3,454億2,900万円で、最終利益は101億6,300万円の赤字(前期は1,334億2,500万円の赤字)だった。この結果、売上高(市場規模)はコロナ前の2019年度と比べ43.1%に縮小した。最終利益が赤字の居酒屋は43.6%(147社)を占めた。ただ、長期間の休業や時短営業に対する政府のコロナの支援給付金により、前期の70.3%(237社)から26.7ポイント改善した。