新システム
- 2024年08月01日 大東建託 住宅型ホームでZEB Ready認証仕様を標準導入
- 2024年07月21日 日本特殊陶業 陸上養殖事業新会社「Niterra AQUA」設立
- 2024年07月18日 ANAと豊田自動織機「レベル4」で羽田空港で自動運転試驗
- 2024年07月15日 脱炭素電源の近くに産業集積で効率消費 GX実現へ政府検討
- 2024年07月15日 大阪ガス 佐賀県で系統用蓄電所開設 25年度に運用開始
- 2024年07月12日 鹿島 自動ホイールローダで工事の”ずり出し”自動化・無人化
- 2024年07月12日 竹中工務店 位置プラス「高車キーレスシステム」普及加速
- 2024年07月11日 YKK APなどペロブスカイトで建材一体型太陽光発電の実証
- 2024年07月07日 食品5社が共同「未来型食品工場コンソーシアム」結成
- 2024年07月05日 法人向けAI対応PC出荷 30年度620万台 全体の72%に拡大
新技術・新開発
- 2024年10月07日 腎臓病の胎児にブタの腎臓を移植 国内初の手術実施へ
- 2024年10月04日 第一工業製薬 広島大と共同研究でCNF複合磁性粒子を開発
- 2024年10月04日 千代田化工 植物による有用タンパク質の量産技術開発へ
- 2024年09月26日 万博”空飛ぶクルマ” 全事業者が商用運航見送り, デモ飛行のみ
- 2024年09月16日 ペロブスカイト太陽電池 量産化へ導入補助 政府が普及促進策
- 2024年09月14日 ispace 12月に月面探査「HAKUTO-R」ミッション2打上げへ
- 2024年09月04日 京大病院 iPS細胞で「1型糖尿病」治療の治験 25年2月に実施
- 2024年09月02日 日本企業がWHOにエムポックスのワクチン緊急使用申請
- 2024年08月27日 大阪メトロ「空飛ぶクルマ」SkyDriveと資本業務提携
- 2024年08月27日 スペースワン 小型ロケット2号機の12月打ち上げを発表
資源・リサイクル
- 2024年03月16日 ペットボトル再生工場完成 岡山・津山市で水平リサイクル
- 2023年12月14日 くら寿司など 廃食用油のSAFへの再資源化で基本合意
- 2023年12月01日 センコーG HD アパレルと協働 一体物流活用の資源循環事業
- 2023年09月28日 商船三井と出光興産 海洋プラスチックの再資源化へ実証実験
- 2023年09月21日 ホンダ 東レとナイロン6樹脂の水平リサイクルの実証開始
- 2023年09月16日 横浜で使用済みプラ容器の回収実験 セブン, サントリーなど12社
- 2023年09月04日 日産自など3社 EVの再生バッテリー利用のポータブル電源発売
- 2023年08月30日 大日光・エンジ 台湾JMSと蓄電池再利用製品事業で業務提携
- 2023年08月05日 凸版など3社 軟包材フィルムの水平リサイクルで共同実証開始
- 2023年07月24日 ANA, 川崎重工 航空機の廃材, 端材, 余剰材使用のアップサイクル
経済News
- 2024年11月04日 イオンと京成電鉄が資本業務提携 商業施設開発などで協業
- 2024年11月04日 パナソニック子会社 電子部品で認証不正93件, 5,200種類
- 2024年11月04日 東芝 タイで電動バイクタクシーのバッテリーサブスクで実証
- 2024年11月04日 東レ インドネシアのプルタミナ社にR0・UF膜を一括供給
- 2024年11月02日 元気寿司 バンコク セントラル・ワールドにタイ1号店出店
- 2024年11月02日 TOYO 中国・南通市のポリアセタール樹脂プラントを受注
- 2024年11月02日 川崎重工 水素3割混焼の大型発電エンジン安定運転に成功
- 2024年11月01日 スズキ 25年からトヨタにインドで生産EVをOEM供給
- 2024年11月01日 カワサキモータースとパナソニックサイクルテックが協業
- 2024年11月01日 トヨタの4〜9月世界生産7%減の470万5,000台 4年ぶり減少
TBM 主原料が石灰石の「LIMEX」
紙・プラスチック代替品として廃プラ問題の克服に大きく貢献の可能性マイクロプラスチックが世界的な海洋汚染の元凶として、あらゆる場所に堆積して地球上の生態系に深刻な影響を及ぼすとされる、今や国際的な廃プラスチック問題。この流れを受けて、私たちの身の回りに存在する幅広い消耗・使い捨て樹脂製品の素材見直しの動きがいま世界各国で高まっています。
この解決策の一つが、海洋に廃棄・投棄されても、いずれ水に溶け込む素材として採用されているのが生分解性素材です。この生分解性素材を使った製品化はストローなど一部商品で進められ、スターバックスなどで展開されています。
こうした石油由来のプラスチック代替品として、いま注目されているのがここに紹介するTBM(東京本社:東京都中央区)の基幹素材「LIMEX(ライメックス)」です。LIMEXは石灰石(Limestone)を主原料として無機物80~50%含むペレットは、紙やプラスチックの代替となり、持続可能な社会に貢献する日本発の革新的な新たな素材として世界から注目されています。石灰石は地球上にほぼ無尽蔵に存在し、日本においても自給率100%で、安価に入手可能です。したがって、グローバルで進む資源枯渇・環境問題にも貢献するというわけです。
環境配慮型の素材および製品の開発・製造・販売を手掛けるTBMは2011年に創業。2014年、LIMEXの国内特許を出願し、現在世界40カ国以上で出願、日中欧米を含む30カ国以上で登録が完了。サステナビリティが求められる今だからこそ、石油由来の樹脂の使用を減らし、開発に水を使わないLIMEXの特性がより高い評価を得るポイントとなり、日本発の技術として輸出、世界で当たり前に使われる素材を目指しています。2018年に様々な製品・用途展開を見据え、伊藤忠商事、凸版印刷、大日本印刷と資本業務提携しています。
LIMEXはシート状に加工することで、紙のように印刷したり書くことができ、ペレット状に成形することでプラスチックのように様々な立体物をつくることもできます。一度使われたものを回収し、再びペレットにすることで再加工もできます。これまでにショッピングバッグ、食品容器、抗菌マスクケース、カレンダー、クリアファイル、レストランなどのメニュー、名刺などで製品化されています。
紙・プラスチック代替品として廃プラ問題の克服に大きく貢献の可能性マイクロプラスチックが世界的な海洋汚染の元凶として、あらゆる場所に堆積して地球上の生態系に深刻な影響を及ぼすとされる、今や国際的な廃プラスチック問題。この流れを受けて、私たちの身の回りに存在する幅広い消耗・使い捨て樹脂製品の素材見直しの動きがいま世界各国で高まっています。
この解決策の一つが、海洋に廃棄・投棄されても、いずれ水に溶け込む素材として採用されているのが生分解性素材です。この生分解性素材を使った製品化はストローなど一部商品で進められ、スターバックスなどで展開されています。
こうした石油由来のプラスチック代替品として、いま注目されているのがここに紹介するTBM(東京本社:東京都中央区)の基幹素材「LIMEX(ライメックス)」です。LIMEXは石灰石(Limestone)を主原料として無機物80~50%含むペレットは、紙やプラスチックの代替となり、持続可能な社会に貢献する日本発の革新的な新たな素材として世界から注目されています。石灰石は地球上にほぼ無尽蔵に存在し、日本においても自給率100%で、安価に入手可能です。したがって、グローバルで進む資源枯渇・環境問題にも貢献するというわけです。
環境配慮型の素材および製品の開発・製造・販売を手掛けるTBMは2011年に創業。2014年、LIMEXの国内特許を出願し、現在世界40カ国以上で出願、日中欧米を含む30カ国以上で登録が完了。サステナビリティが求められる今だからこそ、石油由来の樹脂の使用を減らし、開発に水を使わないLIMEXの特性がより高い評価を得るポイントとなり、日本発の技術として輸出、世界で当たり前に使われる素材を目指しています。2018年に様々な製品・用途展開を見据え、伊藤忠商事、凸版印刷、大日本印刷と資本業務提携しています。
LIMEXはシート状に加工することで、紙のように印刷したり書くことができ、ペレット状に成形することでプラスチックのように様々な立体物をつくることもできます。一度使われたものを回収し、再びペレットにすることで再加工もできます。これまでにショッピングバッグ、食品容器、抗菌マスクケース、カレンダー、クリアファイル、レストランなどのメニュー、名刺などで製品化されています。
ワーキングウエアのワークマン
プロが求める高機能ベースにカジュアル・レディスに進出し脚光
ファストファッションの隆盛、定着で近年、大手アパレルメーカーがこれまで手掛けてきたファッション衣料が軒並み苦戦し、大幅な縮小を余儀なくされる中、いま脚光を浴びつつある衣料品・用具メーカーがあります。ワークマン(本社所在地:群馬県伊勢原市)です。同社は社名の通り、様々な職業・職人向けの作業服・用具・用品メーカーでした。
例えば鳶職、大工など、プロの職人がそれぞれの職種の作業現場で安全で動きやすい、撥水・防水、防汚をはじめとする優れた機能性が付与された作業服と用品・用具を提供。決して華やかさはありませんが、ファッション衣料とは全く異なり、例年ほとんど変わることのない品揃えだからこそ根強い買い替え需要があり、職人層には篤い支持を得続けてきました。
そのワークマンが近年、同社がこれまでかたくなにこ゚だわってきた機能性をベースに、「ワークマンPlus」のネーミングでカジュアル衣料に進出、さらに「ワークマン女子」でレディスへも参入。作業服にとどまらずタウンウェアなどカジュアル、そして20~30代の若い女性層に支持を広げつつあります。
2021年5月現在、同社の全国の店舗はワークマン631店、ワークマンPlus276店、ワークマン女子4店の計911店となっています。この中で今後最も可能性を秘めているのがワークマン女子です。プロジェクト長に若い女性を起用し、女性の視点で商品を企画。試行錯誤を重ね、東京コレクションに初エントリーし、モデルおよび対象顧客層の反応を分析、ものづくりとマーケティングにフィードバック。ワーキングウエアとは一線を画し、かといって著名デザイナーを起用したりすることなく、女性の立場で「こんな商品があったら嬉しい」といった、素人感覚が企画・製品に斬新さを生み出している側面があるようです。
従来のレディスウエアには撥水・防水性など機能性を付与された製品は稀で、デザインなどファッション性に重点を置き、そうした機能性をうたっていても風合いや肌ざわりを損なうことを避け、洗濯を繰り返すとなくなってしまうレベルの機能性がほとんど。ところが、ワークマン女子の製品群は、肌ざわりを大きく損なわない範囲で、職人向け作業服で培った技術・仕様で訴求する機能性がデータ・数値に基づききちんと付与されているのです。既存のカジュアル衣料やレディス衣料とは一線を画した、プロ向けの作業服で培った優れた機能性を差別化ポイントに今後、支持をどれだけ広げていけるのか、目が離せない。
こうした取り組み企画をベースに、ワークマン女子は今後も年間5~6店をターミナル駅か駅近に直営で出店する計画。当面軸足をモール店に置き出店。東京、名古屋、大阪地区を中心に数年で20店舗にすることが目標です。モール店で勢いをつけ、、本命に位置付けるロードサイド店で10年間で400店を出店する予定。チェーン全店を含む同社の2021年3月期の売上高は1,466億5,300万円(前年同期1,220億4,400万円)、当期純利益は170億3,900万円(同133億6,900万円)。
プロが求める高機能ベースにカジュアル・レディスに進出し脚光
ファストファッションの隆盛、定着で近年、大手アパレルメーカーがこれまで手掛けてきたファッション衣料が軒並み苦戦し、大幅な縮小を余儀なくされる中、いま脚光を浴びつつある衣料品・用具メーカーがあります。ワークマン(本社所在地:群馬県伊勢原市)です。同社は社名の通り、様々な職業・職人向けの作業服・用具・用品メーカーでした。
例えば鳶職、大工など、プロの職人がそれぞれの職種の作業現場で安全で動きやすい、撥水・防水、防汚をはじめとする優れた機能性が付与された作業服と用品・用具を提供。決して華やかさはありませんが、ファッション衣料とは全く異なり、例年ほとんど変わることのない品揃えだからこそ根強い買い替え需要があり、職人層には篤い支持を得続けてきました。
そのワークマンが近年、同社がこれまでかたくなにこ゚だわってきた機能性をベースに、「ワークマンPlus」のネーミングでカジュアル衣料に進出、さらに「ワークマン女子」でレディスへも参入。作業服にとどまらずタウンウェアなどカジュアル、そして20~30代の若い女性層に支持を広げつつあります。
2021年5月現在、同社の全国の店舗はワークマン631店、ワークマンPlus276店、ワークマン女子4店の計911店となっています。この中で今後最も可能性を秘めているのがワークマン女子です。プロジェクト長に若い女性を起用し、女性の視点で商品を企画。試行錯誤を重ね、東京コレクションに初エントリーし、モデルおよび対象顧客層の反応を分析、ものづくりとマーケティングにフィードバック。ワーキングウエアとは一線を画し、かといって著名デザイナーを起用したりすることなく、女性の立場で「こんな商品があったら嬉しい」といった、素人感覚が企画・製品に斬新さを生み出している側面があるようです。
従来のレディスウエアには撥水・防水性など機能性を付与された製品は稀で、デザインなどファッション性に重点を置き、そうした機能性をうたっていても風合いや肌ざわりを損なうことを避け、洗濯を繰り返すとなくなってしまうレベルの機能性がほとんど。ところが、ワークマン女子の製品群は、肌ざわりを大きく損なわない範囲で、職人向け作業服で培った技術・仕様で訴求する機能性がデータ・数値に基づききちんと付与されているのです。既存のカジュアル衣料やレディス衣料とは一線を画した、プロ向けの作業服で培った優れた機能性を差別化ポイントに今後、支持をどれだけ広げていけるのか、目が離せない。
こうした取り組み企画をベースに、ワークマン女子は今後も年間5~6店をターミナル駅か駅近に直営で出店する計画。当面軸足をモール店に置き出店。東京、名古屋、大阪地区を中心に数年で20店舗にすることが目標です。モール店で勢いをつけ、、本命に位置付けるロードサイド店で10年間で400店を出店する予定。チェーン全店を含む同社の2021年3月期の売上高は1,466億5,300万円(前年同期1,220億4,400万円)、当期純利益は170億3,900万円(同133億6,900万円)。
CO2排出量抑制へ三井化学
日本初!廃棄植物油原料のバイオマスナフサからプラスチック素材
三井化学(本社:東京都港区)はこのほど、廃棄植物油や残渣油を原料にしたバイオマスナフサから、バイオマスプラスチックを製造・販売すると発表しました。バイオマスナフサを原料にしたバイオマスプラスチック素材の製造・販売は日本では初めてです。2021年下期に大阪工場で生産開始します。
フィンランドの世界有数のバイオマス燃料の製造会社Neste社(本社:フィンランド・エスポー)との間で、豊田通商(本店:名古屋市)を通じバイオマスナフサの調達に関する売買契約を締結しています。生産したバイオマスプラスチック素材は、主に国内メーカーに販売します。
原料からプラスチック製品が廃棄されるまでのライフサイクルにおける二酸化炭素(CO2)排出量は、石油由来ナフサ使用時に比べ、大幅に削減することが見込まれています。
様々な産業界において現在、温室効果ガス(二酸化炭素)の排出量抑制・削減に向けた取り組みが進められていますが、今回国内では初めて廃棄された植物油を再原料化したバイオマスナフサを投入したプロジェクトが始動することになります。新たな潮流として大いに注目されます。
日本初!廃棄植物油原料のバイオマスナフサからプラスチック素材
三井化学(本社:東京都港区)はこのほど、廃棄植物油や残渣油を原料にしたバイオマスナフサから、バイオマスプラスチックを製造・販売すると発表しました。バイオマスナフサを原料にしたバイオマスプラスチック素材の製造・販売は日本では初めてです。2021年下期に大阪工場で生産開始します。
フィンランドの世界有数のバイオマス燃料の製造会社Neste社(本社:フィンランド・エスポー)との間で、豊田通商(本店:名古屋市)を通じバイオマスナフサの調達に関する売買契約を締結しています。生産したバイオマスプラスチック素材は、主に国内メーカーに販売します。
原料からプラスチック製品が廃棄されるまでのライフサイクルにおける二酸化炭素(CO2)排出量は、石油由来ナフサ使用時に比べ、大幅に削減することが見込まれています。
様々な産業界において現在、温室効果ガス(二酸化炭素)の排出量抑制・削減に向けた取り組みが進められていますが、今回国内では初めて廃棄された植物油を再原料化したバイオマスナフサを投入したプロジェクトが始動することになります。新たな潮流として大いに注目されます。
新素材・新技術、未来を拓くNew Technology
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声でとどける税務通信
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