新システム
- 2024年05月26日 NEC 25年万博 店舗決済と入場管理に顔認証システム導入
- 2024年05月21日 大阪ガス 舞洲工場でメタネーション実証設備の竣工式
- 2024年05月20日 JR東海,ENEOS,日立 水素動力車両導入へ供給網構築で合意
- 2024年05月20日 日建設計 脱炭素へ一般建物の構造材木質化技術を公開
- 2024年05月19日 飛島建設とナイス 非住宅建築分野の木造化で合弁会社
- 2024年05月16日 日立建機 アタッチメント着脱S受注開始 多用途に活用可能
- 2024年05月16日 グーグル AI検索サービス開始 処理能力30倍「Gemini」も
- 2024年05月15日 会話型 認知症診断支援AIプログラムの社会実装で3社協業
- 2024年05月15日 米オープンAI 新型「GPT-4o」を開発 従来の2倍高速に
- 2024年05月15日 KDDI 米社と資本業務提携 全国1,000カ所にドローン配置
新技術・新開発
- 2024年11月16日 阪大チーム iPS角膜 年度内に治験へ 患者4人に移植, 視力回復
- 2024年11月14日 荏原 ロケット 電動ターボポンプで極低温流体試験に成功
- 2024年11月13日 光量子計算機 年内稼働へ 国内初 室温で高速度 理研,NTTなど
- 2024年11月03日 大阪大など 強靭で分解しやすい新素材PCL リサイクルに寄与
- 2024年11月02日 川崎重工 水素3割混焼の大型発電エンジン安定運転に成功
- 2024年10月28日 岩谷産業 国内初の旅客用水素燃料電池船「まほろば」完成
- 2024年10月28日 トヨタ, 岩谷産業 液体水素を車に充填 既存インフラで初実証
- 2024年10月27日 中国のCATL 航続距離最長400kmのPHV向け新型電池を発表
- 2024年10月26日 ノーリツ 豪州で水素100%燃焼家庭用給湯器の実証実験
- 2024年10月15日 DIC, ユニチカ 次世代通信機器低誘電材のPPSフィルム開発
資源・リサイクル
- 2022年10月29日 JERAとトヨタ 蓄電システムのコスト大幅削減技術
- 2022年10月26日 豊田通商 ペットボトルの水平リサイクル本格稼働
- 2022年08月22日 帝人フロンティア 中古衣料品のリサイクルへ取り組み
- 2022年07月17日 帝人・富士通 リサイクル素材利活用で協働開始
- 2022年07月16日 王子HD リサイクル可能な環境配慮型コップ原紙開発
- 2022年07月09日 伊藤忠・ファミマ・旭化成がPETボトルリサイクルで実証
- 2022年04月22日 三菱商事とENEOS 航空機用再生燃料の製造で協力
- 2022年04月22日 丸紅 廃プラなど再資源化でインドネシア企業と覚書
- 2022年04月07日 ニッケ 日本初「循環型学生服」実証実験開始
- 2022年03月21日 オンワード樫山 名古屋に環境貢献型オフプライスストア
経済News
- 2025年03月09日 政府 洋上風力発電 EEZ内まで設置拡大 改正案を閣議決定
- 2025年03月09日 セブン 新社長発表 米事業上場計画など自力で価値向上へ
- 2025年03月08日 島津製作所 誤差100億年で1秒「光格子時計」受注販売開始
- 2025年03月07日 JR東日本 今秋から平日限定で新幹線に荷物専用車両を導入
- 2025年03月07日 三菱自 万博に軽商用EV2台提供 会場内で救急搬送
- 2025年03月06日 TSMC 米に15兆円投資表明 AI半導体生産へ 関税対策
- 2025年03月06日 大阪公立大, 塩野義 感染症の研究で包括連携協定
- 2025年03月05日 ニプロ スウェーデンに新たな透析装置の研究開発拠点
- 2025年03月05日 ドコモ・バイクシェア 万博会場にサイクルポートを設置
- 2025年03月04日 セブン&アイ井阪社長退任へ 後任に社外取締役のデイカス氏
TBM 主原料が石灰石の「LIMEX」
紙・プラスチック代替品として廃プラ問題の克服に大きく貢献の可能性マイクロプラスチックが世界的な海洋汚染の元凶として、あらゆる場所に堆積して地球上の生態系に深刻な影響を及ぼすとされる、今や国際的な廃プラスチック問題。この流れを受けて、私たちの身の回りに存在する幅広い消耗・使い捨て樹脂製品の素材見直しの動きがいま世界各国で高まっています。
この解決策の一つが、海洋に廃棄・投棄されても、いずれ水に溶け込む素材として採用されているのが生分解性素材です。この生分解性素材を使った製品化はストローなど一部商品で進められ、スターバックスなどで展開されています。
こうした石油由来のプラスチック代替品として、いま注目されているのがここに紹介するTBM(東京本社:東京都中央区)の基幹素材「LIMEX(ライメックス)」です。LIMEXは石灰石(Limestone)を主原料として無機物80~50%含むペレットは、紙やプラスチックの代替となり、持続可能な社会に貢献する日本発の革新的な新たな素材として世界から注目されています。石灰石は地球上にほぼ無尽蔵に存在し、日本においても自給率100%で、安価に入手可能です。したがって、グローバルで進む資源枯渇・環境問題にも貢献するというわけです。
環境配慮型の素材および製品の開発・製造・販売を手掛けるTBMは2011年に創業。2014年、LIMEXの国内特許を出願し、現在世界40カ国以上で出願、日中欧米を含む30カ国以上で登録が完了。サステナビリティが求められる今だからこそ、石油由来の樹脂の使用を減らし、開発に水を使わないLIMEXの特性がより高い評価を得るポイントとなり、日本発の技術として輸出、世界で当たり前に使われる素材を目指しています。2018年に様々な製品・用途展開を見据え、伊藤忠商事、凸版印刷、大日本印刷と資本業務提携しています。
LIMEXはシート状に加工することで、紙のように印刷したり書くことができ、ペレット状に成形することでプラスチックのように様々な立体物をつくることもできます。一度使われたものを回収し、再びペレットにすることで再加工もできます。これまでにショッピングバッグ、食品容器、抗菌マスクケース、カレンダー、クリアファイル、レストランなどのメニュー、名刺などで製品化されています。
紙・プラスチック代替品として廃プラ問題の克服に大きく貢献の可能性マイクロプラスチックが世界的な海洋汚染の元凶として、あらゆる場所に堆積して地球上の生態系に深刻な影響を及ぼすとされる、今や国際的な廃プラスチック問題。この流れを受けて、私たちの身の回りに存在する幅広い消耗・使い捨て樹脂製品の素材見直しの動きがいま世界各国で高まっています。
この解決策の一つが、海洋に廃棄・投棄されても、いずれ水に溶け込む素材として採用されているのが生分解性素材です。この生分解性素材を使った製品化はストローなど一部商品で進められ、スターバックスなどで展開されています。
こうした石油由来のプラスチック代替品として、いま注目されているのがここに紹介するTBM(東京本社:東京都中央区)の基幹素材「LIMEX(ライメックス)」です。LIMEXは石灰石(Limestone)を主原料として無機物80~50%含むペレットは、紙やプラスチックの代替となり、持続可能な社会に貢献する日本発の革新的な新たな素材として世界から注目されています。石灰石は地球上にほぼ無尽蔵に存在し、日本においても自給率100%で、安価に入手可能です。したがって、グローバルで進む資源枯渇・環境問題にも貢献するというわけです。
環境配慮型の素材および製品の開発・製造・販売を手掛けるTBMは2011年に創業。2014年、LIMEXの国内特許を出願し、現在世界40カ国以上で出願、日中欧米を含む30カ国以上で登録が完了。サステナビリティが求められる今だからこそ、石油由来の樹脂の使用を減らし、開発に水を使わないLIMEXの特性がより高い評価を得るポイントとなり、日本発の技術として輸出、世界で当たり前に使われる素材を目指しています。2018年に様々な製品・用途展開を見据え、伊藤忠商事、凸版印刷、大日本印刷と資本業務提携しています。
LIMEXはシート状に加工することで、紙のように印刷したり書くことができ、ペレット状に成形することでプラスチックのように様々な立体物をつくることもできます。一度使われたものを回収し、再びペレットにすることで再加工もできます。これまでにショッピングバッグ、食品容器、抗菌マスクケース、カレンダー、クリアファイル、レストランなどのメニュー、名刺などで製品化されています。
ワーキングウエアのワークマン
プロが求める高機能ベースにカジュアル・レディスに進出し脚光
ファストファッションの隆盛、定着で近年、大手アパレルメーカーがこれまで手掛けてきたファッション衣料が軒並み苦戦し、大幅な縮小を余儀なくされる中、いま脚光を浴びつつある衣料品・用具メーカーがあります。ワークマン(本社所在地:群馬県伊勢原市)です。同社は社名の通り、様々な職業・職人向けの作業服・用具・用品メーカーでした。
例えば鳶職、大工など、プロの職人がそれぞれの職種の作業現場で安全で動きやすい、撥水・防水、防汚をはじめとする優れた機能性が付与された作業服と用品・用具を提供。決して華やかさはありませんが、ファッション衣料とは全く異なり、例年ほとんど変わることのない品揃えだからこそ根強い買い替え需要があり、職人層には篤い支持を得続けてきました。
そのワークマンが近年、同社がこれまでかたくなにこ゚だわってきた機能性をベースに、「ワークマンPlus」のネーミングでカジュアル衣料に進出、さらに「ワークマン女子」でレディスへも参入。作業服にとどまらずタウンウェアなどカジュアル、そして20~30代の若い女性層に支持を広げつつあります。
2021年5月現在、同社の全国の店舗はワークマン631店、ワークマンPlus276店、ワークマン女子4店の計911店となっています。この中で今後最も可能性を秘めているのがワークマン女子です。プロジェクト長に若い女性を起用し、女性の視点で商品を企画。試行錯誤を重ね、東京コレクションに初エントリーし、モデルおよび対象顧客層の反応を分析、ものづくりとマーケティングにフィードバック。ワーキングウエアとは一線を画し、かといって著名デザイナーを起用したりすることなく、女性の立場で「こんな商品があったら嬉しい」といった、素人感覚が企画・製品に斬新さを生み出している側面があるようです。
従来のレディスウエアには撥水・防水性など機能性を付与された製品は稀で、デザインなどファッション性に重点を置き、そうした機能性をうたっていても風合いや肌ざわりを損なうことを避け、洗濯を繰り返すとなくなってしまうレベルの機能性がほとんど。ところが、ワークマン女子の製品群は、肌ざわりを大きく損なわない範囲で、職人向け作業服で培った技術・仕様で訴求する機能性がデータ・数値に基づききちんと付与されているのです。既存のカジュアル衣料やレディス衣料とは一線を画した、プロ向けの作業服で培った優れた機能性を差別化ポイントに今後、支持をどれだけ広げていけるのか、目が離せない。
こうした取り組み企画をベースに、ワークマン女子は今後も年間5~6店をターミナル駅か駅近に直営で出店する計画。当面軸足をモール店に置き出店。東京、名古屋、大阪地区を中心に数年で20店舗にすることが目標です。モール店で勢いをつけ、、本命に位置付けるロードサイド店で10年間で400店を出店する予定。チェーン全店を含む同社の2021年3月期の売上高は1,466億5,300万円(前年同期1,220億4,400万円)、当期純利益は170億3,900万円(同133億6,900万円)。
プロが求める高機能ベースにカジュアル・レディスに進出し脚光
ファストファッションの隆盛、定着で近年、大手アパレルメーカーがこれまで手掛けてきたファッション衣料が軒並み苦戦し、大幅な縮小を余儀なくされる中、いま脚光を浴びつつある衣料品・用具メーカーがあります。ワークマン(本社所在地:群馬県伊勢原市)です。同社は社名の通り、様々な職業・職人向けの作業服・用具・用品メーカーでした。
例えば鳶職、大工など、プロの職人がそれぞれの職種の作業現場で安全で動きやすい、撥水・防水、防汚をはじめとする優れた機能性が付与された作業服と用品・用具を提供。決して華やかさはありませんが、ファッション衣料とは全く異なり、例年ほとんど変わることのない品揃えだからこそ根強い買い替え需要があり、職人層には篤い支持を得続けてきました。
そのワークマンが近年、同社がこれまでかたくなにこ゚だわってきた機能性をベースに、「ワークマンPlus」のネーミングでカジュアル衣料に進出、さらに「ワークマン女子」でレディスへも参入。作業服にとどまらずタウンウェアなどカジュアル、そして20~30代の若い女性層に支持を広げつつあります。
2021年5月現在、同社の全国の店舗はワークマン631店、ワークマンPlus276店、ワークマン女子4店の計911店となっています。この中で今後最も可能性を秘めているのがワークマン女子です。プロジェクト長に若い女性を起用し、女性の視点で商品を企画。試行錯誤を重ね、東京コレクションに初エントリーし、モデルおよび対象顧客層の反応を分析、ものづくりとマーケティングにフィードバック。ワーキングウエアとは一線を画し、かといって著名デザイナーを起用したりすることなく、女性の立場で「こんな商品があったら嬉しい」といった、素人感覚が企画・製品に斬新さを生み出している側面があるようです。
従来のレディスウエアには撥水・防水性など機能性を付与された製品は稀で、デザインなどファッション性に重点を置き、そうした機能性をうたっていても風合いや肌ざわりを損なうことを避け、洗濯を繰り返すとなくなってしまうレベルの機能性がほとんど。ところが、ワークマン女子の製品群は、肌ざわりを大きく損なわない範囲で、職人向け作業服で培った技術・仕様で訴求する機能性がデータ・数値に基づききちんと付与されているのです。既存のカジュアル衣料やレディス衣料とは一線を画した、プロ向けの作業服で培った優れた機能性を差別化ポイントに今後、支持をどれだけ広げていけるのか、目が離せない。
こうした取り組み企画をベースに、ワークマン女子は今後も年間5~6店をターミナル駅か駅近に直営で出店する計画。当面軸足をモール店に置き出店。東京、名古屋、大阪地区を中心に数年で20店舗にすることが目標です。モール店で勢いをつけ、、本命に位置付けるロードサイド店で10年間で400店を出店する予定。チェーン全店を含む同社の2021年3月期の売上高は1,466億5,300万円(前年同期1,220億4,400万円)、当期純利益は170億3,900万円(同133億6,900万円)。
CO2排出量抑制へ三井化学
日本初!廃棄植物油原料のバイオマスナフサからプラスチック素材
三井化学(本社:東京都港区)はこのほど、廃棄植物油や残渣油を原料にしたバイオマスナフサから、バイオマスプラスチックを製造・販売すると発表しました。バイオマスナフサを原料にしたバイオマスプラスチック素材の製造・販売は日本では初めてです。2021年下期に大阪工場で生産開始します。
フィンランドの世界有数のバイオマス燃料の製造会社Neste社(本社:フィンランド・エスポー)との間で、豊田通商(本店:名古屋市)を通じバイオマスナフサの調達に関する売買契約を締結しています。生産したバイオマスプラスチック素材は、主に国内メーカーに販売します。
原料からプラスチック製品が廃棄されるまでのライフサイクルにおける二酸化炭素(CO2)排出量は、石油由来ナフサ使用時に比べ、大幅に削減することが見込まれています。
様々な産業界において現在、温室効果ガス(二酸化炭素)の排出量抑制・削減に向けた取り組みが進められていますが、今回国内では初めて廃棄された植物油を再原料化したバイオマスナフサを投入したプロジェクトが始動することになります。新たな潮流として大いに注目されます。
日本初!廃棄植物油原料のバイオマスナフサからプラスチック素材
三井化学(本社:東京都港区)はこのほど、廃棄植物油や残渣油を原料にしたバイオマスナフサから、バイオマスプラスチックを製造・販売すると発表しました。バイオマスナフサを原料にしたバイオマスプラスチック素材の製造・販売は日本では初めてです。2021年下期に大阪工場で生産開始します。
フィンランドの世界有数のバイオマス燃料の製造会社Neste社(本社:フィンランド・エスポー)との間で、豊田通商(本店:名古屋市)を通じバイオマスナフサの調達に関する売買契約を締結しています。生産したバイオマスプラスチック素材は、主に国内メーカーに販売します。
原料からプラスチック製品が廃棄されるまでのライフサイクルにおける二酸化炭素(CO2)排出量は、石油由来ナフサ使用時に比べ、大幅に削減することが見込まれています。
様々な産業界において現在、温室効果ガス(二酸化炭素)の排出量抑制・削減に向けた取り組みが進められていますが、今回国内では初めて廃棄された植物油を再原料化したバイオマスナフサを投入したプロジェクトが始動することになります。新たな潮流として大いに注目されます。
新素材・新技術、未来を拓くNew Technology
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声でとどける税務通信
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