日本フードサービス協会(所在地:東京都港区)が10月25日発表した9月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比8%減だった。前年実績を下回るのは2カ月連続。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年9月比では22%減となった。9月の客数は前年同月比7%減、客単価は1%減だった。緊急事態宣言の延長により、飲食店への時短要請、酒類提供制限が響いた。
業種別に売上高をみると、「パブ・居酒屋」が前年同月比80%減と4カ月連続で前年実績を下回った。2019年9月比では91%減となった。「ファミリーレストラン」も同25%減と8月の前年同月比21%から減少率が拡大した。一方、持ち帰りや宅配を取り込む「ファストフード」は前年同月比5%増と底堅い。