日立製作所は11月22日、筑波大学から陽子線がん治療システム一式と、新陽子線施設の設計・建設から運営・保守・維持管理などを含む、PFI方式による陽子線施設整備運営事業を受注したと発表した。新施設にはコンパクトな配置で、加速器一式と回転ガントリ治療室2室を備えた陽子線がん治療システムを納入する。2025年夏ごろに治療開始予定で、その後20年間にわたり日立が運営を支援していく。
2001年に日立の陽子線がん治療システムを導入後、約20年が経過し老朽化が進んだため、新規に施設整備を実施するもの。新施設完成後、既存施設から移行する予定。