ローム 天津工場の稼働一部再開 新型コロナウイルスの影響

半導体大手のローム(本社:京都市右京区)は1月21日、新型コロナウイルスの感染拡大により停止していた天津工場の稼働を一部再開したと発表した。行政当局による移動制限は継続中という。
同工場は、北京冬季五輪を目前に控え、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の国内感染者が出たことを受け、天津市政府が急遽、天津市民約1,300万人を対象にPCR検査を徹底するとともに、人の移動を制限することを日系企業を含めた同市内全工場に課したため、従業員の出勤が不可となり、事実上操業停止に追い込まれていた。同工場ではダイオードや半導体レーザーなどを生産している。